ターボばあちゃんについて
「ターボばあちゃん!」
「編集点って、叫ばなきゃいけないの?」
「口裂け女の時に、ターボばあちゃんの話してたよね?」
「ああ、速さは時速140㎞以上らしいね」
「メリーさんは時速320㎞以上だよ」
「それはお前が乗った特急の新幹線の最高速な」
「追いついてたじゃん!」
「それはお前の中のメリーさんだろ」
「電話の頻度的にも相当速いじゃん!」
「まあ、そうだね。ゴミ捨て場から自宅まで電話以外はほぼノータイムで来るし」
「あとメリーさんて羊も飼ってるよね」
「羊?」
「メーリさんのっひっつっじ♪ひっつっj」
「歌うな!歌は大人の事情でマズイから!」
「良く聞いてみるとあれって『メーリさんの羊』だね」
「せめてターボばあちゃんの話しようよ」
「え~」
「不満か?何を以って不満か?」
「足腰?」
「それは通常のばあちゃんの不満だろ。ターボばあちゃんは足腰の不満ゼロだわ」
「というか『ばあちゃん』が付いてる時点で魅力が無いね」
「どういうこと?」
「ではここで問題です」
「急に何だ?」
「口裂け女、テケテケ、メリーさん、ターボばあちゃん…これに共通するのは?」
「え?何だろ?」
「制限時間5時間!」
「長い!とっても長い!」
「チッチッチッチッチッ…あと4時間59分45秒だよ!」
「いや、全然焦らんわ」
「答えて答えて」
「う~ん…速さ?」
「ブッブー不正解!罰としてくり抜きの刑に処す!」
「え、くり抜…え!?」
「どちらかの目をくり抜かせていただきます!」
「待って待って!何で?マジ!?」
「アタシ、右利きだから左目のがやりやすいかな?」
「お前の方が都市伝説より怖えよ!」