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虹色ライラック  作者: 蛍石光
第3章 森を歩く男
13/27

これじゃヤブヘビじゃないかよ。

前回の続きです。

オリエンテーリング中の出来事。

皆さんはオリエンテーリングって体験したことありましたか?

「竹中ぁ、ちょっとこっちに来いっ。」


 学年主任の先生に呼ばれる。俺って何かやらかしたか?なんてことも一瞬頭をよぎったが、まるで記憶にない。きっと学級会長の仕事みたいなことで呼び出されたんだろう。


「なんですか?」

「足草たちの班をお前は見なかったか?」


 どうやら何かあったようだ。先生たちが何やら話し合っている。もしかして、遭難?


「見てないですよ?」

「そうか、見てないか。」

「もしかして、まだ戻ってきてないんですか?」


 途中に迷う要素なんてほとんどないとは思うんだが。しかし、足草かぁ。あいつならやりかねないよなぁ。


「そうなんだよ。先生方が何人か探しに入るから、お前はクラスをまとめといてくれ。」

「僕らも探しましょうか?」

「いや、お前らまでいなくなったら困るから、待っていてくれ。」


 そりゃそうか。これ以上問題を増やすわけにはいかないだろうから。


「わかりました。」


 学年主任の先生との話を終えてクラスメートのところに戻ると、すでになぜ俺が呼ばれたのか察しているようだった。


「竹中、足草の班が戻ってきてないぞ?」

「あぁ、杉田、そのことで俺が呼ばれたんだ。俺たち二組の最終班だっただろ?どこかであいつらを見なかったかって。そう聞かれたんだけど見てないよな?」


 とりあえず、情報収集のつもりで声をかけてみることにした。


「見てないなぁ。それに、俺は地図ばっかり見てたから周りのことは良くわかんないんさ。」

「旭川さんも東山さんも見てない?」

「見てないと思う。」


 今日のイベントに興味がなさそうだった旭川さんも教えてくれた。


「私も。」


 東山さんも見てないとなると、俺たちの班は接点を持てなかったみたいだな。


「そうだよなぁ。俺も見てないと思うんだよなぁ。」

「足草くんたち?四つ目のチェックポイントのあたりで見たよ?」


 と岩内くん。まさかの情報に思わず動揺した。


「ほんとに?なんか変な感じだった?」

「それはわかんない。」

「だよね。ありがとう。とりあえず先生に伝えてくるよ。」


 それにしても、岩内くんが足草たちを見てたとは。俺もちゃんと見てたはずなのに。彼に対する認識を改めなきゃいけないな。


***********************


 時間はちょっとだけさかのぼって二十分位前の足草班。第四チェックポイントから少し離れた森の中でのこと。


「やぁ、やっぱねぇべや。どっかで落としたべか。」


 ヤバいと言っている割には反省しているようには見えない。彼の名前は足草次郎あしくさじろう。こう見えても班長のようだ。


「それじゃ道分からないじゃんか。やばいよ。」


「どうする?」

「探しに戻る?」

「やっぱり、それしかないよ。」

「足草くん、やっぱり見つからない?」


 玉置さんが心配そうな表情で問いかける。


「探してるんだけどよ。リュックの中もポケットにもねぇべ。」

「落としたんじゃねぇのか?」

「玉置~。予備とかもってねぇの?」


 どうやら、学級代表には予備の地図が渡されていると思っているようだ。

 しかし、世の中そう都合よくは進まない。


「私は持ってないよ。そもそも予備なんて渡されないし。足草くんが持ってたのしかないよ。」

「なまらやべぇ。どーするよ?。」


 そう言いながらも、何とかなるさという雰囲気でいる。足草は能天気な奴なのだ。


「戻りながら探してみようよ。」

「やっぱ、それしかねぇべかな。」


***********************


 時間は戻って現在。


「先生、岩内くんが見かけたみたいですよ。僕らが第四チェックポイントのあたりにいた時だそうです。」


 とりあえず、掴んだ情報を伝える。いまの俺にできるのはこれくらいだ。


「そうか、竹中。わかった。他の先生方とも相談してみるから、ちょっと待っていてくれ。」


 もうすでにほとんどの班がゴールしている。つまりは予想されるゴール時間から相当時間が経っているということだ。さすがに、捜索したほうがいいような気がする。それに、行方不明班の班長、足草はなかなかにトラブルメーカー的なところがあるからなぁ。玉置さんが同じ班だから、みんな安心してたんだろうけど・・・やっぱりちょっと心配だな。探しに行ってみようかな。でも、勝手に動いたら問題になるかな?


「竹中っ。先生たちのうち、二人がスタート地点から出発して探しに行ってくる。最終出発の班ももうすぐゴールのはずだからな。他の班の様子も見てくるそうだ。」

「僕も行きますか?ゴール側から何人かで探しに行きますか。」


 思わずそう答えていた。


「いや、これ以上何かあったら困るからお前はここにいてくれ。」


 納得はいかないが理解はできる。これ以上、面倒が重なったら厄介だということだ。


**********************


 俺は再びクラスの待機場所に戻る。心配そうな表情のヤツ。早く帰りたいんだけどという表情のヤツ。興味のないヤツ。みな様々な表情をしている。


「おっ、竹中。そっちはどうだったん?」


 やはり、杉田は心配そうにしている。そうだよな。こいつはこういうやつだ。


「あぁ、杉田。先生二人がスタート側から捜索隊に出るってさ。」

「ふ~ん、んで、お前はどうすんの?」

「俺たちはここで待機だよ。厄介ごとを増やすなってさ。」

「なるほどね~。で、お前はそれでいいわけ?」


 不服そうに俺に言ってくる。お前ってそんなに薄情な奴だっけと言わんばかりに。


「なんだよ。どういうことだよ。」

「い~~や、お前なら探しに行くっていうだろうと思ったんだけどさ。」


 俺の思いを後押ししてくれる言葉が聞けて、決心できた。


「だよな?一緒に行くか?ゴール側から。」

「そうこなくっちゃなっ。行ぐべっ。」


 ニヤッとして杉田が親指を立てた。


************************


 一方、その頃、足草班。


「うーん。やっぱり迷子みたい。」

「なんかさ、道もちょっと細くなったよね。」

「やっぱ、こっちじゃなかったべか?」

「下手に動かない方がよかったんじゃね。」


 足草班はさらに森の深部に入っているようだ。


「どうしよっか、玉置。」


************************


「やっぱり行くんだね?竹中くん、気を付けてね。」


 東山さんの一言で元気が出る。彼女もすごく心配そうにしている。


「ありがとう。行ってくるよ。」

「絶対、みつけてくるんだよぉ。」


 いつの間にか、栗林さんもいる。杉田のいるところ栗林さんありって感じだな。ふと、疑問が一つ湧いてきた。なんで、栗林さんと杉田は同じ班になってなかったんだろう?


「よっしゃ、行きますか。」


 杉田は行く気満々だが、やみくもに進んでも仕方がないだろう?


「おい、ちょっと待てって。まず、ゴールした奴らに足草たちを見かけたかどうか聞いてみよう。」

「それは名案だ。竹中っ。」



 ついさっきゴールした何組かに聞いてみたが、見かけた奴らはいなかった。ということは、岩内くんの情報だけが頼りだな。けど、それはつまり、ルート上にはいないということだ。わかりやすくていい。


「第四チェックポイントあたりに行ってみようぜ?あのあたりから別のルートに向かう山への道があるみたいだし。」


 杉田が地図を見ながら極めて的確で、かつ正解に近い言葉を発した気がした。ゴール側から進むと第四チェックポイントまではそう遠くない。走っていけば五分もかからないだろう。問題は杉田が走れるのか。あいつの運動神経は折り紙付きだからな。もちろん逆の意味で。


「さすがは杉田っ、行ってみるかっ。」


************************


 迷走し続ける足草班。


「とりあえず、来た道を少しもどろうよ。たぶん、道、間違ってると思うよ。」


 冷静に考えられれば、これが正しい意見だとわかるはずなのだが、遭難したという実感がわいてきている足草班はすでに混乱状態なのだろう。


「んなこと言っても、玉置も元の道はわからないっしょ?」


 足草は意地が勝ってしまって素直に言葉を聞くことができていない。


「でも、足草くん。少し戻れば誰かに会うかもしれないし。」

「このまま行ってもダメっぽいから戻ろうよ。」


 玉置さんの意見が取り入れられれば元の道に戻れるのだろうが・・・。


***********************


「なぁ、杉田?」

「なんだ?」

「さっきさ、ちょっと訛ってなかったか?」

「あーね。たまに出るんだよな。普段は標準語を心掛けてたんだけどさ。」


 確かに。あんな感じの喋りは初めて聞いた気がする。けど、北海道も大概訛ってるからなぁ。札幌にいるとあまり意識しないが、海辺の町に行くとかなりひどいと聞く。まぁ足草はバリバリの北海道弁を使いこなすけど。


「そろそろ、第四チェックポイント辺りなんだけどなぁ。道を間違えたならここら辺だろうさ。」


 そう杉田が指差した方向の道はさらに深い森の中に続く登り道だ。


「かも。地図からするとそんなに長い道じゃないみたいし、走っていけばすぐ追いつくかな。けど、この道って山のほうに続いてるよなぁ。」


 少し嫌な予感もするが、ここまで来て迷っていても仕方がない。それにしても地図がなかったら間違えても仕方ないが・・・。地図が頼りのオリエンテーリングで地図を無くすなんてことあるか?もしかして地図を読み違えたのか?でも、玉置さんのいる班でそんなことになるか?


「まぁ、班長が足草だからなぁ。」


 杉田の言う通りだ。あいつならあり得る。あいつは真性だからな。足草はいろいろとやらかす。いつも元気で体も強いが運動神経はイマイチ。ムードメーカー的な存在ではあるが空気は読めない。学校での忘れ物は日常茶飯事だし、宿題は基本的に忘れる。あだ名は『忘れ物キング』だ。遅刻はするし成績も下の中。まぁ、悪い奴ではないんだが、とにかく何かをやらかす。


「だよなぁ、足草だからなぁ。仕方ないか。」

「だなぁ。」

「かといってここで話してても仕方ない。とりあえず行ってみよっか、杉田。」


 公園とはいっても、森の散策路。小走りで進んでいく程度なら問題ないが全力疾走ができるような道じゃない。この道であってるなんて保証はどこにもないんだが、なんとなくこの先に足草たちがいるような気がする。


「おぉい、足草ぁ~。」


 杉田が声を出している。


「足草ぁ、いるかぁ。」


 俺も声を出してみる。しかし、当然のように俺らの声に対する返答は聞こえてこなかった。


**********************


「やっぱ、もどろっか。」


 足草がようやく決意する。今さらの感もあるが。


「そうだよ。時間もかなり経ってるし、戻ろうよ。」


 表情が暗くなっていた玉置さんの顔にも明るさが戻る。


「来た道戻れば大丈夫っしょ。」


 ようやく正解を導きだした足草班は、溜息交じりの重い足取りで来た道を引き返しはじめた。


************************


「そう言えば、竹中に言っておきたいことがあったんだよ。」


 杉田が突然足を止めて切り出してきた。


「なんだよ?」


 こんな不思議なタイミングで杉田が話してくるなんて珍しいな。


「お前、他の良い子、探したほうがいいぞ。」

「はぁ?何言ってるんだよ。今、全然そんなこと関係ないだろう?」


 確かに、玉置さんとはいろいろあったけど、それって今言わなきゃいけないことなのか?


「二人だけで話せる機会が最近なかったからさ。」

「まぁ、栗林さんがいっつもお前の隣にいるからな。」


 ちょっと嫌味っぽかったか?


「まぁ、確かに俺のせいなんだけどさ。」


 男同士の話ってやつか?


「なんでお前がそんなこと言うんだよ?」

「いや、玉置さんってさ、いい子だと思うんだけどさ。」

「なんだよ。ちゃんと説明しろよ。」

「まぁ、いいから聞けよ。きっとな、玉置さんはお前のことが好きなんだろうさ。けど、あんな結果になっただろう?俺にはよくわからないよ。」


 確かにそんな話はしたけど。そして、さらに続ける。


「玉置さんは難しい子だよなぁ。そして、お前はみんなに優しい。」


 何を言いたいんだよ。話が見えてこないぞ。


「どういうことだよ。」

「さぁ?でも、お前もなんとなく思ってるだろ?玉置さんのことがよくわからないって。」

「玉置さんは、『今は頭の中の整理が追い付かない』って言ってた。」

「その意味わかるの?」

「・・・わからん。」

「彼女が言ってたよ。環菜ちゃんってすごく大人だって。」

「それは俺も薄々感じてるよ。」


 玉置さんは他の女の子たちよりもずっと大人っぽい。見た目とかそういうことじゃなくて考え方や仕草とかだ。


「正直言って俺もわからないけどさ。他にも何か言ってたのか?」

「そういうのは栗林さんから聞いてるんじゃないのか?」

「彼女もそのことはあまり話してくれないって言ってたから、聞いてないんじゃないかな。」

「そっか。なら俺も話せないだろう。」


 女の子同士でも話してないってことは、他の人には言いたくないってことなんじゃないのかな。少なくとも俺はそう考えちゃうけど。


「やっぱり何か言われてるんだな。」

「そうだよ。」

「じゃ、ここからは俺と彼女の想像な。」

「わかった。」

「じゃ、一つ目。今は無理だけど、もう少し時間が経ったら付き合って、みたいなこと言われなかったか?」

「・・・・・」

「二つ目。これからも友達でいられるか、っていうニュアンスのこと。」

「・・・・・」

「よくわかった。やっぱり、竹中。お前はイイ奴だな。」

「どういうことだよ。」

「今のは誘導尋問だよ。でも、お前は何も言わなかった。」

「なんだよ、それ。」

「もしかしたら、今の中に正解があったかもしれない。でも、俺に何も言わなかった。そして俺たちって親友だよな?」

「俺は、お前のことを親友だと思ってる。栗林さんだっていい友達だと思ってる。」

「ありがとう。俺もそう思ってたんだ。だからさ。その俺に対しても何も言わなかった。それはお前の誠実さだよ。すごいことだよ。」

「だからさ。玉置さんがお前になんて言ったかはわからないけど、俺の言いたいことは、玉置さんだけに縛られないほうがいいってことさ。」

「そうかもしれないな。」


 杉田の言う通りだよな。けど、俺はそんなに縛られてるなんてそんな気持ちはなかったんだけどな。


「だよな?だってさ、このクラスにも可愛い子いっぱいいるしさ。それにな。他のクラスにもなんかちっちゃいけどすごくかわいい子がいたぞ?」

「お前・・・さっきまでのシリアスな空気はどこ行ったんだよ。台無しだよ。」

「いいんだよ、それで。だからさ。深く考えるなってこと。お前は他人を優先し過ぎだよ。」

「はいはい。ご高説どうもありがとうございます。」

「うむ。苦しゅうないぞ。」

「さ、さっさと足草たち見つけて戻ろうぜ。」

「む、それもそうだな。時間を無駄にしたぞ。竹中。」

「それはこっちのセリフだろっ。」

「いや、こっちのセリフだっ。」


 まったく。杉田はどういうつもりで言ったんだろう?でも、アイツの言う通りかも知れないな。玉置さんのことは良い友達としてこれからは付き合っていこう。もしかしたら、俺に気持ちの整理をつけさせるためにわざわざこんな話をしたのかな。まぁ、どちらにしてもあいつはやっぱり大した奴だってことだよなぁ。


「あ、そう言えば俺も聞きたいことあったんだよ。」


 今度は足を止めずに聞く。


「なんだよ?何でも聞いてくれ。」

「なんで栗林さんはうちの班にいないんだ?」


 そうそう、これは聞いておかないとな。


「それはさ、深い意味はなくてさ。女の子同士の付き合いもあるってことなんじゃないかな。」


 そうか。そういうもんなんだな。


「そっか。それならよかったよ。二人に何かあったのかと思ったよ。」

「おいおい、これくらいのことで疑われてたら困るって。それに、俺のことより自分のことを心配したほうがいいんでないかい?」


 なんだよ。これじゃヤブヘビじゃないかよ。


*************************


 あれから五分くらい走っただろうか。杉田は走るのが苦手だから、実際は早歩きみたいなもんなんだけどな。それにしても、これ以上進んでも見つからない様だと俺たちも迷子者リストに加えられかねない。その場合、結構なピンチだ。


「声・・・聞こえないか?」

「確かに。おーい、足草かぁ?」

「お~、竹中に杉田っ。おっせーべや。」


 能天気な足草の声が聞こえた。


「遅いって、お前・・・どういうつもりだよ(怒)。」


 おぉっ、珍しく杉田がヒートアップしそうだ。これはこれで貴重な体験だ。ぜひ続きを見てみたいが、今はそんな場合じゃないな。足草と杉田は何やら口撃し合ってるが、ここはとりあえず合流できたことを喜ぶべきなんだろう。そして、全員にケガがないのか確認しないと。


「竹中くん、来てくれたんだ。ありがとう。」


 玉置さんのホッとした顔が印象的だった。


「あぁ、まぁそれは良いとして。誰かケガとかしてないの?」


 玉置さんにまず確認しないと。


「うん、誰もケガしてないよ。」

「そっか、それならよかったけど。足草はともかく、玉置さんがいて何でこんなことになってんの?」

「いやぁ、足草がさ。地図無くしやがってよ~。玉置も地図持ってないとかいうしさ。」


 足草班の男子だ。玉置さんに頼り切っていたのかよ。お前も文句言ってるだけじゃなく何とかしてくれよ。男だろ?


「おいおい。それはずいぶんな物言いじゃないか。玉置さんにだけ頼ってたのか?」


 いつの間にか足草との一戦を終えた杉田が、俺の言いたいことを言ってくれた。


「いや、そういうわけじゃないけどさ。」

「ならさ。人のせいにするのはやめとこうぜ。カッコ悪いからさ。」


 こういう時に思う。俺なんかより杉田のほうが人の上に立つ資格があるんじゃないかって。


「そうだ。俺のせいにすんな。」


 足草よ。お前が言うとまとまりかけた空気が壊れるからやめてくれ。


「ま、とりあえずみんな無事でよかったよ。ということで、さっさと戻ろうか。」


 これ以上変な空気になる前に戻ろうと思って言ったんだが。


「んだな、さっさと帰るベー。」


 おいおい、足草。お前がそれを言うなよな。と、ここにいる全員がそう言いたいのを堪えていることは、足草以外の全員が、よ~~~くわかってることだろう。

ここまで読んでくださってありがとうございます。


足草班との合流が出来て一安心といったところでしょうか。


それにしても竹中と杉田の関係。

いい感じですよね。

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