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本当の気持ち


エレアは泣き崩れた。

父レイドの気持ちを本当に分かれなく

拒絶していたことを悔やんでいた。

エレアに今戦えと言うのはあまりにも酷だ。

『リーフ、エレアを守れ!! エレアが殺されればフォルランは本当の意味で終わりだ。』

『は、はい!!』

心からの返事だった。

リーフは、ゼクロを尊敬し、忠実な部下だった。

そのゼクロにエレアを守れと言われたんだ。

死んでも守ってやる!!

その気持ちでエレアをかくまった。

そしてゼクロは…敵と対峙した。

『ワリイが…フォルランはみんなの大切な場所だ。それをお前に壊されたらたまらねーよ。だからよぉ…倒させてもらうぜ!!』

ゼクロの体から暗黒オーラがほとばしる。

正真正銘の本気。

リーフでさえ見るのがはじめてだった。

そしてゼクロが取り出した武器は、レイピア。

元二刀流剣士のゼクロは、自分より格上の相手と戦うとき、レイピアを使い、倒してきた。

そうやっていくつもの死線をくぐりぬけてきたゼクロの勘がいっていた。

俺は負けると。だがゼクロは逃げなかった。

守りたいものがあるから、それを失いたくないから。それ以外の理由などどこにもない。

先程フォルランを守ると言ったゼクロだったが

本当に守りたいものはエレアとリーフだった。

ゼクロは自分の尊敬していたレイドの息子のエレアを守りたく、常に自分を慕い、弱音を吐かずついてきてくれたリーフを何よりも守りたかった。


負ける訳にはいかない。

『よし…行くぜ。』

ゼクロは周りを暗黒にして、暗闇にフィールドを変えた。ゼクロは暗黒戦士だった。

ゆえに暗闇では人一倍の力を発揮できる!!

暗闇の中…ゼクロは敵の位置を探る。

左方向30度。突き。

グショッ。皮膚をえぐる音。間違いなく人間だ。

『うおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!』


ズザザザザザザザザザシユー!!!!!!!!!


血がレイピアを濡らす。そう敵の血だ。

よし!!勝った。

…??

ん…何かが…お…かし…い、

体が…冷やされた…氷みてーに、動かな…くなって…う…嘘だろ。

刺されてんの…俺じゃねーか。

もおやめてくれよ、また誰も守れねーのか…

俺ってヨエーんだな。

こいつには勝てない…。


―――ワリイ、エレア、リーフ…

あとは…頼んだぜ…。


暗黒世界は消え元の明るさに戻った部屋に

ゼクロの姿は、どこにもなかった。





書いてると長くなるんだな。

もうそろそろ終わりますね。


最後の展開にご注目よろしくお願いいたします!!

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