表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

全班出動!!!

ジリリリリリリリリリリリリリリリー!!!!!!!!!

『うるせーよバカ!!』

時計の音は止み、男は頭をかいた。

『まったく…もうこんな時間かよやっべ!!!』

ドタバタした駆け足でマイルームへ向かう。

この男の名はストルフ・エレア。

ここ、フォルラン帝国の

最近配属された下級戦士だ。

『ヤッベ、遅刻したらコアさんに怒られちまうよ~、ひ~』

と、嘆いていたそのとき、

『王国内に侵入者が入りました。』

その放送と共に、ベルが鳴り響く。

『な、侵入者?? フォルランに侵入するとかバカの極みじゃねーか!!』

などとぶつぶつ言いながら自分の配属された

第8班の本拠地である第4総統室に向かう。

第8班の隊長は雪戦士のコア隊長。

副隊長は応用力を持った

炎と煙の戦士のフリーク副隊長。

隊員は第8班はひじょうに少なくエレアを含めて

も3人しかいない。

1人は フォルラン随一の剣士のテクノ。

もう1人は魔法攻撃、

及び第8班の医療戦士でもあるラテン。

それに雷戦士のエレアの3人である。

つまり第8班は強者揃いゆえ、人数は5人で構成されている。

『すいません。遅れましたか。』

空気がやばい。今にも殺されそうな空気が漂う。

ずんずんと、テクノがエレアに迫る。

殺された、エレアがそう思ったとき

『ギリギリ1秒セーフだよ♪』

それを聞いたエレアは良かったーと言いたい衝動を押さえ、

『今度は、5分前集合します。』

と宣言した。

『まぁいい、座れエレア。』

と眉間にシワを寄せたコア隊長が言う。

『し、失礼します!!』

と、元気な声で座ったエレア。

不吉な予感がよぎる。

少し間が空き…コアはゆっくり口を開いた。

『お前らも放送を聞いただろうが、この

フォルラン帝国に侵入者が入った。』

『でも、第5班ぐらいまでで処理するんじゃないですかね?いつもそうだし。』

と、ラテンが問う。

『まあ、いつもの賊ならそうだろうが、多分今回は違うんだろうな。』

『え、なんで!?』

『こんかい王様が出した命は…全班出動だ!!』

このとき、エレアは自分が感じている

不吉な予感が当たる気がしてならなかった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ