『プレスマンの筒の雨乞い』
掲載日:2026/05/15
昔、ひでりの年があって、困った村人たちは、大山参りをして、雨を降らせてもらおうと思い、お百度を踏んだりしたが、そんな簡単に雨が降るわけもなく、さりとて諦めて村に帰るわけにもいかず、半ば途方に暮れていると、気の毒に思ったのか、神主のような格好をした男が、とっておきの秘策だと言って、プレスマンの筒に、この先の不動滝の水を入れて、全部こぼれ切る最後の一滴がこぼれたところで雨が降る、と教えてくれた。村人たちは、よいことを聞いたと思って、プレスマンの筒に不動滝の水を入れてみたが、そう長いことかからず、全部こぼれてしまった。これは大変だと思って、もう一度不動滝の水を入れて、村を目指して走りに走ったが、途中で全部こぼれてしまい、そこで急に雨雲がわいて、雨が降ったという。
教訓:青プレスマンを使うと、雨が多目に降るという。




