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外れスキルの【停止時能力アップ】実は世界最強でした  作者: 滝本りお


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51/125

第二階層の主

地下というのは奇妙な場所だ。

光は少ないのに、感覚は鋭くなる。足音、空気の流れ、魔力の揺れ。人間の脳は「ここでは油断するな」とずっと警告を出している。第二階層に入ると、その警告はさらに強くなる。ここからは単なる魔物ではなく、考える敵が出てくる。

第二階層。


石の通路。


奥へ進むほど空気が重くなる。


リオ

「……。」


さっきより静かだ。


魔物がいない。


ガルヴァン

「変だな。」


ドレクス

「群れの階層のはずだ。」


リュメリア

「魔力が一点に集まってる。」


レオン

「主だ。」


カイゼル

「進む。」


一行は慎重に進む。


通路の先。


巨大な空間。


円形の広場。


中央に影。


リオ

「……!」


四足の魔物。


だが普通の狼ではない。


骨装甲。


巨大。


ボーンハウンドの数倍。


そして


その周りに


ボーンハウンドの群れ。


ガルヴァン

「群れの主。」


ドレクス

「ボーンアルファ。」


リュメリア

「第二階層の主ね。」


リオ

「多い……」


ざっと数えて


十体以上。


レオン

「連携だ。」


ガルヴァン

「やっと仕事だな。」


ドレクス

「新人。」


リオ

「はい!」


ドレクス

「下がるな。」


リオ

「はい!」


その瞬間。


ボーンアルファが吠える。


ギャアアア!!


群れが一斉に動く。


速い。


十体以上が飛ぶ。


リオ

「来る!」


レオン

「左二体!」


リオ

「はい!」


踏み込む。


ヒュン


一体を斬る。


だが


もう一体が横から来る。


カン


レオンの剣。


弾く。


レオン

「集中しろ。」


リオ

「はい!」


ガルヴァンが突撃する。


ズン


大剣が振り下ろされる。


二体が砕ける。


ドレクスが拳を振る。


ドン


骨が飛ぶ。


リュメリアが魔術を放つ。


青い光。


魔力の鎖。


三体が拘束される。


リュメリア

「今!」


リオ

「はい!」


踏み込む。


ヒュン


三連撃。


ヒュン

ヒュン

ヒュン


三体が崩れる。


ガルヴァン

「ほう。」


レオン

「悪くない。」


だが


主が動く。


ボーンアルファ。


巨大な跳躍。


一直線に


リオへ。


リオ

「!」


速い。


さっきの魔物と違う。


リオが構える。


だが


その瞬間。


カイゼルが動く。


ヒュン


一閃。


空気が裂ける。


ボーンアルファの動きが止まる。


次の瞬間。


骨装甲が割れる。


ズドン


主が崩れる。


静寂。


残った魔物が逃げる。


戦闘終了。


リオ

「……。」


ガルヴァン

「終わりか。」


ドレクス

「新人。」


リオ

「はい。」


ドレクス

「さっきの三連撃。」


リオ

「はい。」


ドレクス

「ヴァルのか?」


リオ

「いえ。」


少し照れる。


「自分で考えました。」


沈黙。


レオン

「……。」


リュメリア

「……。」


ガルヴァン

「……。」


カイゼルが言う。


「なるほど。」


リオ

「?」


カイゼル

「進む。」


一行は再び歩き出す。


だが


SSギルドの空気が少し変わる。


レオンが小さく言う。


「どう思う。」


リュメリア

「成長じゃない。」


ガルヴァン

「最初から完成に近い。」


ドレクス

「Eランク?」


カイゼルが静かに言う。


「そうだ。」


少し間。


「だから」


目を細める。


「消す。」

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