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第4話 帝国の地下
そんな仕事のかたわら、ミレイは彼女と共に都市の地下を探索していく。
「あやしいのは地下ね。権力者ってどうしてこう、後ろ暗いところを隠すパターンが似てるのかしら」
「探偵やってると、そういうことがよくあるのか?」
「あるわよ。詳しく聞きたい?」
「遠慮しておく」
知ったら、片足を突っ込むどころではなくなってしまいそうな気がした。
都市の地下道は迷路のようになっていて、なかなか手間取る事が多かった。
しかし、苦労の末に、ミレイはつきとめた。
「ビンゴ、この部屋に秘密が隠されてるわよ。さあ、慎重にいきましょ」
「今まで慎重じゃなかったのか」
「物の例えに決まってるでしょ。冗談の通じない奴ね」