#6
#1
「タケさん、いつも有難う御座います。」
「おう。大した事でもないさ。」
扉の調子は思ったよりも問題なかったな。
別の扉も調子みておくか。夕方前には終わるだろう。
「タケさん、お茶飲みませんか。用意してきますね。」
「ハナちゃん、有難う。」
ハナちゃんは台所の方に向かっていった。
—
「よし。これで終いだな。」
「タケさーん!」
「おお、マモちゃん。来てたのか。」
「うんうん!何してたの?」
「扉の調子を見てたのさ。特に問題なかったみたいだな。」
「タケさんがいつも見に来てるから大丈夫大丈夫」
「何事も点検は必要なんだよ。」
「タケさん、男の子って何が好きなの?」
「ん?どうしたんだ急に?」
「いやなんとなく。」
「んー、男は大体話を聞いてくれる人が好きなんじゃないか?」
「それだけ?」
「そういうもんさ。」
「うん!わかった!ありがとう!!」
マモちゃん、相変わらず足早いな。
「マモリさん!走ったら危ないでしょ!」
「大丈夫だよーんだ!」
「全くもう。タケさん、お茶の準備できました。」
「ああ、それじゃいただこうか。」
客間に入ると誰かいたみたいだ。
「ようタケさん。」
「おお、ゲンちゃん。来てたのか。」
#2
そろそろ兄さん帰ってくる時間だな。
「シュウちゃーん!」
「マモ姉、ベランダはだめだって。」
「へへ。ねぇ、シュウちゃん、何か話したい事ない?」
「話したい事?特にないけど?」
「えっ!?何かあるでしょ?」
「ないな〜」
今日はお鍋にしようかな。
「マモ姉も夕飯食べてく?」
「うん!食べてくー!!」
急に話したい事はあるかなって聞かれたのは初めてだな。
なんかあったのかな。




