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#47
#1
「最近、一緒にいる時間、長くなったね」
「そうだな」
ジュースをコップに入れる。
「実際、会社の皆が手伝ってくれてるから、仕事も溜まらないからかも」
「ありがとう。会社の人に今度お礼しないとね」
「今度一緒にお礼を買いに行こう」
「うん」
「そう言えば、エーコさんって元気?」
「うん。たまに家に来てくれるし。何か気になるの?」
「シュウが前にエーコさんの事を聞いてきたんだ。そんな気になるなんてめずらしいからさ」
「ショウさんとエーコさんは知り合いなのかな」
#2
「お邪魔します」
「カナちゃん、いらっしゃい」
「調子どう?」
「うん、順調。カナちゃん、この前お土産ありがとうね」
「美味しかった?」
「うん。とっても」
「良かったー」
「タカシさんは?」
「ちょうど、今買い物に行ってる」
「そっか」
「カナちゃん最近本当に幸せそう」
「え?そうかな?」
顔を赤くして可愛い。
「うん」
#3
「それでよ、不思議と思い出せないんだ」
「ほう。それはめずらしいの」
「何か心当かりあるか?」
「さぁな。特にお前さんの体に異常もなさそうだし、呪いとかでもないな」
「そうか。でも、どうしても気になるんだよな」
まぁ言ってやってもいいが、彼女はあえて隠しているみたいだし、秘密にしておこう。
世間は相変わらず狭いな。




