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白貝  作者: 黄金天狗
43/55

#43

#1


「ナナシさん、手紙がきましたよ。ハナコさんからです」

「ありがとう。エーコ。... ふむ、ハナコさんは隣町でも元気でやっているようだね」

「それは良かったです。あちらでも仕事をしているのですよね?」

「ああ、立派な仕事だ。彼らの仕事が人々を幸福に導くことができる。何代も続けて、彼らは良くやってくれてる」

「彼女は本当に立派になりました」

「ああ」

...花は実をつけ、その実がまた芽を出し、次の世界を作る。



#2



「この時期に、蝶がいるなんて珍しいな」

「お、本当だ。」

シュウと一緒に公園で休憩しているところで、蝶が元気に飛んでいる。

「花も咲いてないのにな」

「公園だから樹液でも吸ってるんじゃない」

「そうかもな」

シュウはぼうっと遠くを見てる。

「シュウ、最近ぼうっとしてない?」

「ん?それはタカシだろ?」

「俺は普段そうかもしれないけど、シュウはぼうっとしているのは珍しいからさ」

「まぁ何でもないよ。ちょっと考え事だよ」

シュウはお茶を飲んで、カップを渡してきた。

「これ、美味しいな」

「サチコが作ってくれたんだよ」

「本当にいい嫁さんだ」

「本当にそう思うよ」

「サチコさんは今家か?」

「うん。たぶん、お義母さんと一緒にいるよ」

「お義母さんが近くにいると助かるな」

「本当本当。お義母さん、いい人だからたくさんお世話になってるよ」

「まぁ、タカシがなんかあったら、俺に言えよ?」

「頼れる人が近くにいるのは助かるよ」

「お世辞か?」

「いいや、本音だよ」

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