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白貝  作者: 黄金天狗
38/55

#38

#1


「団子はいつ食べても美味しいな」

「ですね」

作ってきたみたらし団子をタケさんは美味しそうに食べてる。

持てきたお茶を湯のみに注いで、タケさんの前に置いた。

「ありがとう」

「はーい」

「向こうに行ったら、いつ帰ってくるんだ?」

「多分、半月に一回は戻ろうと思います」

「そうか」

タクさんは串を置いて、お茶を啜った。

「シュウゴもだいぶでかくなったよな。この前まであんな小さかったのに」

「そうですよ。でも、タケさんは皺が増えたぐらいであんまり変わらないね」

タケさんの後ろに回り、肩を揉む。

「凝ってるか?」

「いや、前よりは全然柔らかいよ」

「シュウゴは肩揉むの上手だな」

「上手でしょ?」

背中があんな大きかったのに、小さくなっちゃったな。

外では鳥の声がする。

暖かくていい天気だな。



#2



「カナちゃん、最近幸せそうだよね」

「そうですね」

エーコちゃんはコップに柑橘のジュースを注いでくれた。

うん、美味しそうな香りがする。

「でも、最近サチコさんはカナさんと一緒にいないですね」

「だって、カナちゃんは最近忙しいからね」

「なるほど」

ジュースを飲むと、ほっとする。

「これ、美味しいね」

「それは良かったです。取り寄せてみたんですよ」

「そうなんだ〜」

「今度、お家に届けに行きますよ」

「え、いいの?」

「サチコさんともっとお話ししたいですし」

「ありがとう。エーコさん」


---


「なぁ、タカシ」

「ん?」

「この前の人、名前なんだっけ?」

「エーコさんのこと?」

「そっか、エーコさんか...」

「エーコさんのことが気になるの?」

「いや、そうではないけどな」

「そう」

シュウは業務に戻った。

俺も業務に戻ろう。

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