#21
#1
「いらっしゃい。おお、レイヤじゃないか。」
「こんにちは、シンゴさん。」
レイヤはいつもみたいに野菜を選んできた。
「これをお願いします。」
「はいよ。」
「シンゴさん、足は治りましたか?」
「もうちょっとかかりそうだが、仕事も少しずつできてるよ。」
「それはよかった。無理をしないようにしてくださいな。」
「ありがとう。ほい、野菜。」
「ありがとうございます。」
レイヤは振り返って、帰って行った。
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「そうですか、そうですか。あなた達の言っていた通りですね。ちょっといたずら心のある神様ですね。」
#2
「はい、リュウゴさん。」
「ありがとう、カナさん。タケさん、漬物美味しいね。」
「そりゃよかった。」
「タケさん、これも食べて。」
「おう。」
「シュウちゃん、私にもそれ取って。」
「はいはい。」
「マモちゃん、これも食べるか?」
「うん!ありがとう!美味しいー!タケさん、やっさしー!!」
「マモリちゃん、本当に元気だね。」
「そりゃ、私だからね!」
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「シンゴちゃん、よかったね。」
「え?」
「いやな、シンゴちゃん。一人で頑張ってたじゃないか。でも、シンゴちゃんが毎日頑張ってるおかげでよ、こうしてみんなで賑やかに飯食うことができたからよ。」
「タケさん…。」
「毎日頑張って生きてればいいことあっただろ?」
「そうですね。」
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「兄さんも二人と一緒にお酒飲んでくればよかったのに。」
「いや、なんとなく今日は二人で行かせようと思ってさ。」
「そう?」
「ああ。」
「でも、ああしてみんなでご飯食べるの楽しいね。」
「そうだな。」




