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白貝  作者: 黄金天狗
18/55

#18

#1

「シンゴさん、お世話になりました。」

「気にすんな。ハナちゃんがいなくなるのは寂しいな。」

「また、来ますし、お手紙も書きますね。」

「楽しみにしているよ。」

---

「あら、サチコさん。」

「ハナコさん、お久しぶりです。散歩ですか?」

「いえ、シンゴさんのところに行っていまして、ご挨拶に。」

「ご挨拶ですか?」

「はい。実はあの孤児院は役目を終えまして、私は次の孤児院に移ります。」

「そうだったんですね。急でしたので、挨拶もできず。」

「いえいえ。私もみなさんの顔を見ると寂しくなると思いましたので、シンゴさんのところだけご挨拶に行こうと思っていましたので。」

「次の孤児院はどちらになりますか?」

「隣の県になります。少し遠くなりますね。」

「ハナコさんがいなくなるのは寂しいですが、新しい町でも頑張ってください。」

「ありがとうございます。落ち着きましたら、またお手紙のやり取りをさせてください。」

「はい。」

ハナコさんは会釈をして歩いて行った。

---

「ハナコさん、行っちゃうんだ。」

「うん。手紙をまた送ってくれるって楽しみだね。」

「楽しみだね。」


#2

「ここでは長く勤めました。」

「ハナコさん、お疲れ様。」

「では、マモリさん、今後は別々になりますが、頑張ってくださいね。」

「はーい。そういえば、あれはどうしたんですか?」

「あれは渡すべき人に渡しました。」

「渡すべき人?」

「はい。」

「ふーん。」

「では、マモリさん。また。」

黒猫が家の屋根を歩いていった。


#3

「あれ?お父さん、神棚に置いてあるのはどうしたの?」

「ああ、それはハナちゃんからもらったんだよ。」

「そうなんだ。綺麗な巾着だね。」

「ハナちゃんは裁縫も上手だったからな。」

「そうだったんだ。」

お父さんを見ると、仏壇を拝んでた。

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