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白貝  作者: 黄金天狗
15/55

#15

#1

「じゃじゃーん!」

「お、ユウコの点数だいぶ上がったね。」

「へへ。ここのところみんなで勉強してたからね。」

「ユーちゃん、頑張ってたからね。」

「…うん。」

「でも、3人は相変わらず点数高いよね。」

「うん。でも、今回はだいぶ余裕があったね。」

「確かにそうね。」

「…なんだか、いつもより時間が長く感じた気がする。」

「ヨーちゃんも感じたの?」

「…うん。」

「確かにそうかも。集中する時に限って時間を短く感じたりするけど、今回は逆に集中する時程時間が長く感じたね。」

「ねーみんな。もっと私を褒めて欲しいよ!」

「ユーちゃん、いつも褒めてるのに…。」

アサコがユウコの頭を撫でている。

「へへへ。」

ユウコは昔からアサコやヨウコに甘えてるよな。

「…。」

「あ、ヨーちゃんもね。」

ヨウコもアサコに頭を撫でてもらってる。


#2

「よかったですね。」

「はい。ですけど、確かにいつもと違う感覚だったんですよね。」

「違う感覚?」

「はい。なんか時間が遅く感じたというか。」

「うーん。何かきっかけがあったりしますか?」

「きっかけ…。とりあえず、今回の試験からだったのは間違い無いですね。それ以前にはこの感覚はなかったし。」

「そうですか。では何か特別なことがあったりしましたか?」

「うーん。いつもと変わらないんですよね。」

「ふふふ。それは不思議ですね。」

「うーん、何とも気持ちが悪いですよ、本当に。」

エーコさんは厨房に調理具を乗せた。

「では、料理に集中してみましょうか。」

「ははは。はい。」

---

「シュウゴさんの料理はどんどん美味しくなりますね。」

「エーコさんの教えのおかげですよ。いつもありがとうございます。」

「いえいえ。お役に立てて何よりですよ。」

「もっと教えてもらって、もっと美味しいお菓子を作ってよね!」

「シュウゴのお菓子はいつも美味しいけど、このままだとパティシエになるのかしら?」

「…うまい。」

「よければ皆さんにも教えますよ?」

「いいんですか?」

「ええ。でも一人ずつがいいですね。」

「では、お願いします。」

「やったね!」

「…うん。」

---

「よかったの。」

「はい。いつも賑やかですけど、あの子達が来るとさらに賑やかになります。」

「なるほどな。若い子達の元気な姿を見ると、活力が出てくる。」

「ナナシさんも若いですよ?」

「ほほほ。」


#3

「そうか。アサコちゃん達もエーコさんから習うのか。」

「うん。」

「えっ?!シュウちゃんのお菓子を食べる機会が減るじゃないか?!」

「マモ姉は自分の食欲のことしか考えないの?」

「そりゃそうでしょ?!私の食欲は無限だ!」

「何言ってんだよ、もう。」

「ははは。」

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