#15
#1
「じゃじゃーん!」
「お、ユウコの点数だいぶ上がったね。」
「へへ。ここのところみんなで勉強してたからね。」
「ユーちゃん、頑張ってたからね。」
「…うん。」
「でも、3人は相変わらず点数高いよね。」
「うん。でも、今回はだいぶ余裕があったね。」
「確かにそうね。」
「…なんだか、いつもより時間が長く感じた気がする。」
「ヨーちゃんも感じたの?」
「…うん。」
「確かにそうかも。集中する時に限って時間を短く感じたりするけど、今回は逆に集中する時程時間が長く感じたね。」
「ねーみんな。もっと私を褒めて欲しいよ!」
「ユーちゃん、いつも褒めてるのに…。」
アサコがユウコの頭を撫でている。
「へへへ。」
ユウコは昔からアサコやヨウコに甘えてるよな。
「…。」
「あ、ヨーちゃんもね。」
ヨウコもアサコに頭を撫でてもらってる。
#2
「よかったですね。」
「はい。ですけど、確かにいつもと違う感覚だったんですよね。」
「違う感覚?」
「はい。なんか時間が遅く感じたというか。」
「うーん。何かきっかけがあったりしますか?」
「きっかけ…。とりあえず、今回の試験からだったのは間違い無いですね。それ以前にはこの感覚はなかったし。」
「そうですか。では何か特別なことがあったりしましたか?」
「うーん。いつもと変わらないんですよね。」
「ふふふ。それは不思議ですね。」
「うーん、何とも気持ちが悪いですよ、本当に。」
エーコさんは厨房に調理具を乗せた。
「では、料理に集中してみましょうか。」
「ははは。はい。」
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「シュウゴさんの料理はどんどん美味しくなりますね。」
「エーコさんの教えのおかげですよ。いつもありがとうございます。」
「いえいえ。お役に立てて何よりですよ。」
「もっと教えてもらって、もっと美味しいお菓子を作ってよね!」
「シュウゴのお菓子はいつも美味しいけど、このままだとパティシエになるのかしら?」
「…うまい。」
「よければ皆さんにも教えますよ?」
「いいんですか?」
「ええ。でも一人ずつがいいですね。」
「では、お願いします。」
「やったね!」
「…うん。」
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「よかったの。」
「はい。いつも賑やかですけど、あの子達が来るとさらに賑やかになります。」
「なるほどな。若い子達の元気な姿を見ると、活力が出てくる。」
「ナナシさんも若いですよ?」
「ほほほ。」
#3
「そうか。アサコちゃん達もエーコさんから習うのか。」
「うん。」
「えっ?!シュウちゃんのお菓子を食べる機会が減るじゃないか?!」
「マモ姉は自分の食欲のことしか考えないの?」
「そりゃそうでしょ?!私の食欲は無限だ!」
「何言ってんだよ、もう。」
「ははは。」




