#14
#1
「カナさん、いますか?」
「あ、エーコちゃん。いらっしゃい。ちょっと待っててね。」
「はい。」
「お、エーコちゃん、いらっしゃい。カナは?」
「ああ、カナさんは今奥に行きましたよ。」
「そうかい。今日はカナとお昼行くんだろ?」
「そうです。」
「ゆっくりしてこい。店は特に忙しくないから。」
「ありがとうございます。」
「お待たせ!行こう!お父さん、行ってくるね。」
「おう。」
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「エーコちゃんがこの前誘ってくれて嬉しかった。」
「それはよかった。」
「一緒に行くお昼食べる人そんなにいないから嬉しかったよ。」
「では、今後もまた誘いますね。」
「ありがとう。そういえば、この前、ナナシさんとお昼を食べたけど、ナナシさん本当にたくさん食べるよね。」
「ふふふ。あれでも少ししか食べてないんですよ。」
「へ?あれでも?」
「はい。」
「そうなんだ。」
「一度、ケイコさんの料理が美味しくて、お店の食材全部使っちゃった時があったんですよ。ケイコさん呆れていたみたいです。」
「それは呆れちゃうね。」
「でも、ケイコさんは怒らずに作ってくれたそうですよ。本当にいい人ですね。」
「あはは、そうだね。」
#2
「いらっしゃい。」
「こんにちは。」
「何食べる?」
「私は日替わり定食で。」
「私も同じものを。」
「はいよ。待っててね。」
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「ご馳走様でした。ケイコさん美味しかったです。」
「はいどうも。またおいで。」
「はい。」
「ありがとうございました。」
「あ、そうだ、エーコちゃん、アサコ達がナナシさんのところに行っているだろうから帰りにおつかい忘れないように言っておいて。」
「わかりました。」
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「カナさん、この後お茶飲んでいきませんか?」
「うん。ありがとう。」
#3
「シュウ、消しゴム貸して。」
「いいよ。」
「アーちゃん、消しゴム無くしたの?」
「いや、この前使い切ったのに買うの忘れてて。」
「んじゃ帰りに買いに行こうよ。」
「そだね。」
「ヨウコ、これわかる?」
「…うん。これはこの問題と同じ。」
「そっか。ありがとう。」
「ヨーちゃん、私にも教えて〜。」
「…うん。」
「みなさん、お茶でも飲んで休憩されてはどうかな?」
「ナナシさん、悪いですよ。」
「いやいや、ケイコさんのところでいつもお世話になっていますから。何を飲みますか?」
「私はこれがいいな。」
「私もー!」
「…うん。」
「俺も同じで。」
「わかりました。すぐできるので持ってきますね。」
ナナシさんが厨房の方に行くと、シュウはナナシさんの行く方を見ていた。
「シュウ、どうしたの?」
「いや、ナナシさんとエーコさん以外にもこのお店には従業員の方がいるらしいんだけど、見たことなくてさ。アサコは見たことある?」
「ないね。2人は?」
「ないよ〜。」
ヨウコも首を横に振ってる。
お店の扉が開いた音がしたの振り返ると、エーコさんとカナさんがいた。
「こんにちは。」
「こんにちは。」
「あ、アサコさん、ケイコさんからの伝言で、帰りのおつかいを忘れないようにとのことです。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「んじゃ、今日はナナシさんのお茶飲んだら帰ろうか。」
「そうだね。」
「ほほほ、ではどうぞ。」
「ナナシさん、早いね。美味しそう。」




