#13
#1
「ケイコちゃん、この前はカナが世話になったね。」
「大したことはしてないよ。カナちゃんには手伝ってもらったし。」
「野菜、この辺に置いておくよ。」
「ありがとう。シンゴちゃん、足の様子はどうなの?」
「まぁまぁかな。配達も少しずつできるようになってきたな。」
「そもそもシンゴちゃんはなんで足を怪我したんだっけ?」
「それがな…神棚の掃除を久しぶりにしていたら、よろけて転んだんだよ。打ち所が悪かったみたいだな。」
「あら〜そりゃ運がなかったね。」
「そうだな。」
「でも、怪我した後、カナちゃんがすぐに来てくれてよかったじゃない。」
「そうだな。」
#2
んっと、こんな感じかな。
神棚が綺麗なったね。
脚立から降りようとしたら足が滑った。
「うわっ!?」
「おっと!」
がっしりとした腕の感触があった。そこにはリュウゴさんがいた。
「大丈夫?カナさん。」
「ありがとうございます。」
「どっか痛いところないですか?」
「ううん大丈夫です。」
「間に合ってよかったよ。」
リュウゴさんの支えを借りて体勢を整えた。
「あっ。」
リュウゴさんの視線の先を見ると、そこには和菓子の入った透明なパックが袋から出て床に落ちていた。
「あっ!ごめんなさい。」
「大丈夫ですよ。すいません。咄嗟だったので、投げちゃって…。」
「いえいえ。形が崩れてるだけなので、問題ないですよ!さぁ上がって!」




