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白貝  作者: 黄金天狗
11/55

#11

#1

あの人は何をしているんだ?

電柱の上を見上げているけど、特に何もなさそうだけど。

「あー、そこのお方。」

電柱を見上げていた人がこっちを見てる。

「はい。どうかされましたか?」

「すいませんが、少し手伝ってもらえませんか。」

「いいですよ。私にできることであれば。」

「ありがたい。では、私をここで肩車していただけないですか?」

「肩車ですか?」

「はい。あそこに引っかかっているお札を取りたくて」

見上げてみると、さっき見えなかったところにお札が引っかかっている。

「俺、これ取りましょうか?」

「おや、とれますか?」

「これぐらいの高さであれば、とれますよ。待っててください。」

---

「ありがとうございます。助かりました。」

「いえいえ大したことはしていないですよ。それじゃあ。」

「もし。こちらを軽いお礼ですが。」

彼はそう言うと綺麗な押し花の栞を出してきた。

「これをどうぞ。」

「綺麗な花ですね。これは何の花ですか?」

「カスミですよ。」

「カスミですか。ありがとうございます。」

「ぜひ、誰かにあげてください。」

「そうですね。」


#2

「シュウちゃん、また本読んでるの?」

「うん。ユウコも読めば?」

「シュウちゃんの読んでる本難しそうだから、私が読んだら頭痛くなっちゃう。」

シュウちゃんは肩をすくめて、本をまた読み始めた。

「シュウちゃん、今日はうち来る?」

「いや、今日はケイコさんから手伝いもお願いされていないから帰りはナナシさんのところに行くよ。」

「んじゃ、私も行く〜。」

「わかった。」

「ん?シュウちゃん、それどうしたの?」

「これ?ああ、兄さんにもらったんだよ。」

「綺麗な花だね。なんの花だろう?」

「ん〜兄さんに聞いたけど、忘れちゃったってさ。」

「ふーん。」

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