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プロローグ

はい。遅くなりましたが新作でございます!

 カーテンを完全に閉め、光がまったく入ってこない一室で、俺は無心になってパソコンの画面に齧りついていた。

 俺の名は上坂かみさか明日斗あすと。まあどこにでもいるゲーム大好きな十八歳だ。身長はそれなり高く百七十二センチメートルで、体系はちょっと筋肉がついているぐらいの痩せ型。顔も普通で、めがねをかけていて、髪は最近切ってないので長めでぼさぼさ。

 ちなみに真っ白なシャツにロリ最高と書いている。お前ロリコンか!? とか言われるけど、ロリコンで俺は構わない。イエスロリータノータッチ? いやいやイエスロリータゴータッチだよ。


 まあゴータッチと言っても、一線は越えない。

 純粋に可愛がるだけだ。

 ロリって俺のような荒んだ心を持った連中へ癒しを与える天使だ。大人へ近づいていくと色々と考えてしまい、疑うようになるからなぁ……。


 そんな俺は、働くのが嫌で大学に入ったが、結局はこうしてゲーム三昧。

 親に何かを言われない程度には頑張っているつもりだが、ここ最近は引き籠り生活。それはなぜか? 理由は簡単だ。

 俺がやっているネットゲーム【ファンタジー・ファンタジー】にとんでもないアイテムが運営から発表された。どうやらどこかのダンジョンにあるらしく、そのダンジョンの入り口を見つけるのも困難。発表されたから色々とネットで情報が出ているが、どれも眉唾物だ。


 だが! 俺は見つけた。

 自力で! 俺のように引き籠って探し回っているプレイヤーも多いようだが、この情報は俺だけしか知らない。そして今、俺はとんでもないアイテムとやらがあるダンジョンの入り口前に居る。


「へ、へへへへ……や、やっと見つけたぜ。周囲に他のプレイヤーはいない。入った形跡もない……よし……俺が一番乗りだぜ……!!」


 もはや目の隈がとんでもないことになっているだろう。自分でも気持ち悪いと思うほどの笑い声を漏らしながら、俺はマウスを動かす。

 パソコンのディスプレイには、俺が使っているキャラクターがとある洞窟の中に立っている。

 そして、目の前には何の変哲のない土の壁。

 だが、俺が手に入れた【魔の宝玉】をかざすことで、見えている。奥へと続く入り口が。


「絶対ここがとんでもないアイテムがあるダンジョンの入り口に違いない。よし、誰かが来る前に入るぞ……入るぞぉ!!」


 準備は万端。

 どんなモンスターが来ようとも、どんな罠があろうとも全て突破し絶対ゲットしてやる! と意気込み俺はキャラクターを動かした。

 すると、選択肢が出てくる。

 

「この先に本当に進みますか? 当然はいに決まってるだろ!」


 と、はいを選択するが、また選択肢が。


「本当に進みますか? この先は、異世界です? はあ……しつこいなぁ、行くって言ってるだろ!」


 だが、それだけやばいところなのだろう。てことは、間違いない。

 この先に……!

 二回目の選択肢で、はいを押した瞬間。


「おおぉ!?」


 ディスプレイから直視できないほどの眩しい光が溢れ出す。


「くっ! なんて演出だ!? 引き籠っていた俺にはきつい光だ……!!」


 そして、光が収まりさあ、進もう! と目を開けた刹那。


「―――ん?」


 視界にはパソコンではなく……青空と草原が映った。

次回もすぐ投稿しますので!

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