表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
四号バンガロー  作者: 裃白沙
一昨年の事
6/20

二章 一昨年の事―3―

 ――――


「それで私たちは彼女に叩き起こされて、野次馬として現場に行ったんです。でも彼女だけは別の目的を持っていたんです」

 少女はそう言うとにっこり笑った。

「別の目的?」

「ええ、そう。彼女はね、実は探偵さんだったんです。高校生探偵っていうかな。それまでいくつもの事件に巻き込まれては解決してきた。そういう探偵気取りの女の子だったんですよ」


 ぐぅ。


 私は再び少女と顔を見合わせた。少女はそれまでの得意そうな顔を崩し、恥ずかしそうに笑って頭を掻いた。

「よく鳴りますね」

 私がそう言って皿を差し出すと、少女は申し訳なさそうに肉をつまんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ