入学式の日、王子様に向かってヒロインが飛び込んできた
短いです
入学式の日。
入学式の会場である学園の講堂へ向かう廊下。
歩いている王子に向かってヒロインが飛び込んできた。
「無礼者!」
ヒロインは、無礼討ちされました。
と、まではいかなかったけど。
「王子に危害を加えるとは!捕らえろ!」
護衛がヒロインを捕まえた。
「ちょ…離して!」
藻掻くヒロイン。
「話は向こうで聞かせてもらう」
ヒロインは抵抗虚しく連れて行かれた。
騎士団の取調室。
騎士に尋問されるヒロイン。
「何故王子にぶつかった?」
「転んじゃったのよ」
「周りにいた学園長や護衛や側近を避けて、王子に一直線だったぞ。命を狙っていたんだろう?」
「違うわ!」
「では、何が狙いだ?」
「私はヒロインなのよ!王子と恋に落ちるところでしょう!?」
「「「はぁ!?」」」
話しを、聞いていた騎士達は頭に「?」が浮かんだ。
「王子は私と恋に落ちたはずよ!王子を呼んできて!」
「呼ぶか!無礼者!」
「絶対に恋に落ちてるから!」
「恋に落ちる為にわざとぶつかったのか?」
「そうよ!」
尋問にあたった騎士は、頭痛が痛くなった。
「王子を狙って?」
「そうよ!私はヒロインなのよ!」
「ヒロインとは何だ?」
「小説の主人公よ!私がヒロインで、王子と恋に落ちて結婚するのよ!」
「王子には婚約者がいるぞ」
「婚約者と婚約破棄するのよ!」
「何故だ?」
「私が王子とラブラブになったから嫉妬して私をいじめたからよ!」
「お前の妄想だろ?」
「本当よ!王子を呼んできて!」
騎士達は、こいつはヤベェ奴だと思った。
騎士は、王子に報告しに行った。
「え?さっきの女生徒と恋に落ちたか?」
王子は目を瞬いた。
「はい。私と恋に落ちたから王子を呼んでこいと」
そう言ってたよな?と、騎士は思い出しながら言った。
「いきなりぶつかってきたのに?」
王子は頭に「?」が浮かんだ。
「はい」
「えっと…危険思想の持ち主?」
「そう思いますよね」
騎士は、王子も同じ意見で良かったと思った。
「恋に落ちる為に、わざとぶつかたのか?」
「そのようです」
「何故私なんだ?」
「王子と結婚するらしいです」
「婚約者がいるのに!?」
王子が驚いた。普通に驚くと思う。
「自分は小説の主人公で、王子と恋仲になった事により、婚約者様が嫉妬していじめて、王子が婚約者様を婚約破棄して、自分と結婚するとか」
メモを見ながら王子に言う。
「小説?」
「そう言ってました」
「王子妃になりたくて、わざとか?」
「そのようです」
「では、王家簒奪の疑いで、投獄だな」
「かしこまりました」
ヒロインは投獄された。
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