ジャッキーと私
子供の頃から、ずっと一緒に過ごしてきたジャッキー。
私たちは姉弟のように育った。
大きくなってからは、楽しいことや、かなしいこと、辛いことなんかも、黒く濡れている可愛い瞳で見つめ返してくれるので、とても大切に聞いてもらってる気がして、毎日話は尽きなかった。
ジャッキーは私が外に行く時は見送ってくれる。
ジャッキーは私が帰ってきた時、大急ぎでかけてきて飛びついてくれる。
でも、パパやママがいる時は緊張するのかほとんど動かない。
そんな時は私が抱っこして部屋に連れて行ってあげる。
ジャッキーはとても大きいから、最近は一苦労だけど。
ジャッキーは音楽が大好きで、私の部屋にいる時はいつも踊ってる、楽しそうに飛び跳ねたりするんだ。
ジャッキーはふかふかしていてとても温かい、寒い時はジャッキーを抱きしめて眠る。
可愛いジャッキー、時々不思議な動きをすることがあるけど、ジャッキーの個性なんだ。
要塞みたいに囲まれたこの家の、唯一のお外はとっても広い庭、そこでジャッキーと一緒に走り回るのが大好き。
私はいつもジャッキーの真似をして、手と足で走り回るの。
手についた土の匂いが、鼻の奥をやんわり包む。
パパやママに見つかると、すごく怒られるから、2人のいない間に庭に出て遊んでるの。
ジャッキーの濡れて冷たい鼻先はとても気持ちがいい、めいぐるみみたいな見た目も、大きな手も足も、何もかもが可愛い。
ジャッキーがもしいなくなったらどうしよう。
私だけのジャッキー、大切なジャッキー。
ジャッキーにいなくならないでね?
って言うと「大丈夫、大丈夫」
って答えてくれた。
ジャッキーは、パパとママが連れてきたんだ。
前は悪いことをする個体だったんだって。
矯正されたから、今は大人しくて可愛いんだよ。
大人しくなる前のジャッキーのことは知らないけれど、今のジャッキーは本当にいい子なんだよ。
でもパパとママは外には絶対でちゃだめだって言うんだ。
でも今日は首輪を外してくれた。
私は今日もジャッキーと走り回る、庭にある木にいつも印をつけるんだ。
もうすっかり立派な爪になった私は、木をひとかきする、大きな爪痕が木に残された。
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