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第3.5話 フィオナのお金

今回は短めなので3.5話という扱いです!

時間ありませんでしたすみません!

生い茂る緑は明るくなり、霧は薄くなっている。

森を抜け、少し歩くと村の入り口があった。


「ふむ……ここが『オオキ村』か。さっそく入ろう――」


「ちょっと待ったぁぁぁ!」

私は村に入ろうとするナイトと村の門の間に立っていた。


「なんの真似だ。村に入れないだろう」


「村や街には行くときには服を着なさい!」 


私は王都から出る時にこっそり買っておいた上着を取り出す。


「問題ない」

ナイトの答えはいつものように無表情だ。

理論的にも倫理的にもおかしいはずなのに謎の説得力に論破されそうになる。


「いやいやいや! 服を着なさいよ……! 今度は村人さんたちに何と思われるか!」

私は手に持った上着をナイトの前に突き出す。


しかしナイトは微動だにしない。

まるで、「服なんて不要」と言わんばかりに。


(……ここまで手強いとは……)

私は内心ツッコミを入れている。

でも私はめげない。

まずは上着から、次にズボン、そして靴。


「……ちょっと! そこ腕動かさないでよ!」

私が無理矢理上着をかけようとすると、ナイトが少しだけ後ろに下がる


その時、村人が通りかかる。

「あの……勇者様……その……服は……?」


私はため息を吐きながらナイトの方を揺さぶる。

「お願いだから、少しでも服を着てください! 理論的にも見た目的にも絶対に必要!」


ナイトは「問題ない」とだけ答え、動こうとしない。


(もうこの人に、服を着させることはできないのかもしれない…)

私は諦めながらも服を差し出してナイトの様子を伺う。その落ち着きようと冷静さに、少し尊敬してしまった。


ナイトは服を空に投げ捨てると、「行くぞ」とだけ言った。


――私がもらったお金、ほとんどナイトの服に使ってるんですけど……。


















次回からようやっと村に入ります!

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