表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/28

第13話 真の力

私達の目の前に現れた巨大な化物を前に、私は人の恐怖心が好奇心に変わるのと同じように、目の前の化物を鑑定した。


ウィオネ Lv68

HP:87000/57039 MP:26300/23700

耐久力:12702 腕力:33026 脚力:4303

敏捷性:8624

特技           性格

【魔拳】           残虐

【テレパシー】

スキル

【幻】


――なにこれ……。腕力は2倍以上、それに魔力やHPだって跳ね上がってる……。それに特技だって変わってる。こんなの、人が戦って勝てるわけが無い! 


「ナイトだめ! そいつ、物凄く強い!」


ナイトに向かってそう叫ぶと、ナイトは「問題ない」と言ったような感じでこっちにウィンクをする。いくら勇者だからって、こんな化物に正面から……。


重斬撃(ヘヴィースラッシュ!)!」


ナイトのドラゴンを倒した大きな一撃! これはひとたまりもないはず。しかしその予想に反して、化物は子供が風船を掴むようにいとも簡単に受け止めてしまった。


――まずい! このままじゃナイトがやられちゃう……。私は持っている杖の握る力をギュッと強くした。


「どうダ? 勇者。」

「驚いタカ?」

「ふむ。それが『真の力』か」

「そうダ。恐レ慄クがいイ」


会話している間も、ナイトは怪物の周りを素早く動き回っている。ナイトが剣を振るっても止められ、刃が怪物に届くことはない。そうだ。私はふとナイトのステータスをまだ見ていないことに気がついた。


ナイト Lv49

HP:18700/17600 MP:7400/6950

耐久力:3270 腕力:21572 脚力:17426

敏捷性:11100

特技           性格

【勇者奥義】        簡潔明瞭 

【ダン式剣術:2級】

【属性剣】

▽その他表示する

スキル

【無装無双】

【軽装踏破】

【無問題】

▽その他表示する


――これがホントに人間のステータスなの? て言うか……、防御性能低ッ……! 他のステータスは一般人の何倍もあるのに耐久力小銭と一緒なんですけど!? 


私がナイトのステータスを見て考えを巡らせていたら、膝の上から声が聞こえる。ブラムの意識が戻ったんだ。


「あの……、フィオナさん?」

「意識は戻ったんですけど……解毒が中途半端というか?」


――私はナイトと化物の戦闘を見るのに夢中になっていた。それ故に、ブラムの下半身が紫色になっているのに気づかなかった。


「あ! ごめんごめん!」

「すぐ治すから!」

「頼んます」

(てか……少年の毒強すぎない!? これ食べさすつもりだったの?)


私は目が血走るほど集中して、ブラムの毒を分解している。その間、ブラムは私の膝の上からナイトと化物の戦闘を眺めている。


「やっぱ、ナイトはすげぇな」

「俺なんかよりもずっと強え」


私は解毒したブラムを隣に立たせ、肩に手を置き、こう言ってあげた。


「大丈夫。耐久力だけなら勝ってるから!」


ブラムは何とも言えないような顔をして、一度ナイトのほうを見て、こっちに向き直してから返事を返す。


「全裸の奴に防御性能で勝っても、別に嬉しくねぇよ……」


目の前で激戦が繰り広げられている中。私達がくだらない話をしていると、ナイトが私達のすぐ目の前まで引き下がる。ナイトが負けそうで引き下がってきたのではないかと一瞬不安になるが、それは杞憂でしかなかった。


「魔王軍四天王残虐のウィオネ」

「なんダ。デス?」

「お前は『真の力』つまり、本気を出すと言ったな」

「そうだ、デス。コレが真の力、オ前をコロす」

「そうか」

「ならばこちらも『真の力』で対抗させてもらう」

「ナニ?」

「無装解放」


――そう言ったナイトは、ビリビリと自分の身体の皮を引き剥がしていった。

そろそろピエロ戦終わりたいっス

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ