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-+王道ファンタジー+- 灰色の嘆きと暁の剣

作者:noname
―――この世界は、とうに灰色に染まっていた。

全ての生命を蝕み、感情さえも奪い去る謎の瘴気〈灰色の嘆き〉。
人々が希望を忘れ、空から太陽の光が失われて久しい終末の世界で、一人の男がいた。

彼の名は、リアム。
かつては王国騎士団のエースと謳われたが、守るべき故郷も家族も、そして最愛の恋人も、すべてを〈嘆き〉に奪われた。今は心を鋼鉄の殻で覆い、目的もなく剣を振るうだけの、抜け殻のような傭兵である。

そんな彼の凍てついた日常を破ったのは、一人の賢者、セレスティアとの出会いだった。

「あなたの絶望こそが、世界を救う力になるのです」ーーー


予言に示された「光を失いし者」として、リアムは再び運命の奔流へと身を投じる。
仲間となるのは、滅びた一族の誇りを背負う老ドワーフ。
行く手を阻むのは、心を失った怪物〈嘆き人〉と、正義を掲げ、弱者を切り捨てる狂信の教団。

そして、彼らが対峙する世界の敵〈虚無の王〉の、あまりにも悲しい正体とは―――。

これは単なる英雄譚ではない。
全てを失った男が、仲間との絆を通して、失われた己の心を取り戻し、世界の悲しみの根源に「答え」を叩きつけるまでの、魂の再生の記録。
序章:灰色のプレリュード
第一部:集いし者たち
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