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第3話 判定試験
「ユイさん。この水晶に手をかざしてください。」
そう言われてユイは無言で手をかざした。
すると、
「おや?今までで1番赤く光っておる!魔術属性じゃ!」
と言う。ユイはかなり喜んでいた。そして
「バル!私今までで1番の魔術師になるかもよ!」
と僕に言う。
「よかったな!さぁ後は僕とユウトか...」
「ユウトさん。この水晶に手をかざしてください。」
ユウトはワクワクしながら手をかざした。
「普通に青色じゃが...緑も少しあるような無いような...」
「まぁ青だろ!俺は剣か!」
「まぁ似合ってるんじゃない?」
「確かにな」
と、ユイと僕が
そして最後は僕だ。
とにかく心を落ち着かせて手をかざした。
すると、
「ん?初めて見たな。黒?」
「えっ?黒ですか?」
「黒...?黒じゃな」
「は?え?くっ黒?」
僕の頭の中は真っ白になった。