放課後の白昼夢(デイ・ドリーム) 7
体育倉庫
水晶:よく寝たーー!! あれ? あ、ここ体育倉庫……
そうよ、私、閉じ込められて……ちっ、まだ鍵あいてないや
いつになったら出られるのかなぁ? (あくび)眠いーっ
そういえば何か夢を見てたっけ? どんなんだったかなぁ……
何か物音
水晶:アクアマリン?
……アクアマリンって宝石の名前じゃない、何言ってんだろ?
夢!! 夢で見たのよ、アクアマリンったら「異世界から来た」って
異世界なんてある訳ないじゃない馬鹿馬鹿しい。服とかは違ったけど……
心が痛い……私、叫んでた? 誰かに助けを求めてた?
水晶:……夢ではいつのまにか本音を話してたサファイアに……
なんか嬉しかった。夢の中だけでも素直になれたから
たぶん「強がってないで素直になれ」って言いたかったのかなぁ?
でも、そうそう素直になれるもんじゃ……
水晶:今から、ここから勇気を出して一歩踏み出す。自分と闘う為に
みこ上手より登場
鍵をあけてからセリフ
みこ:水晶? あ、良かった!!
さっきね、水晶が閉じ込められたって聞いて……
水晶? 水晶っ!!
水晶:……あっ、みこ どうしたの?
みこ:どうしたのじゃないわよ!! 探したんだからっ
どうしたの? どっか痛めたの?
水晶:う……ううん、何でもない
みこ:「何でもない」じゃないでしょう? 言いなっ!!
ったく、さんざん心配かけて……
水晶:夢……みてた
みこ:夢? どんな?
水晶:なんか……素直だった? どうしてかわかんないけど……
いつもの私なんだけど、どこかが素直な……
みこ:水晶……いい夢みたんじゃない? 現実もそうなるといいのにね
水晶:もう、みこ!! 何言ってんの……そうなるといいよね……
みこ:えらい水晶!! 早く帰ろう? 時間ずいぶん経ったし
水晶:そうだね、でもあれって本当に夢だったのかなぁ?
みこ:何が?
水晶:なんでもない、秘密
みこ:なーに?素直になるんじゃなかったの?
水晶:時と場合によるのよ、コレが
みこ:はいはい、人間には表と裏があるんだものねぇ
水晶:サファイア?
みこ:水晶っ 私はみこ、サファイアじゃないのっ
水晶:だって似てたんだもんサファイアに。さっきの言葉が
みこ:仕方ない、夢の話は後でじっくりと聞かせてもらうから
今はね? 早く学校から出ないいと怒られちゃうのよっ!!
水晶:みこ!!
みこ:何? 水晶
水晶:門まで競争!!
二人上手に退場
緞帳が下がる
初の台本は拙いながらも言いたかったセリフがかけて満足できました。
なんとなく察したと思いますが、アクアマリンとオニキス、サファイアとみこがそれぞれ二役ずつになります。
部員数3名だったんだ……照明とかはお手伝いをお願いしました。