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第7話 ラスト



もう最終回デス☆

意味不明なところたくさんあってすみませんでした。

このままだったらメルニアが危ない!私は外を見た。まだ外は真っ暗で朝じゃないようだ。目の前にあった時計を見ると、まだ夜中の3時だった。今日、アラナスのところへ行くのだったよね?もし居なかったら…メルニアが連れて行かれた?と私は思うだろう。そんなことにならないで欲しい。アラナスの家へ行った後、病院に行こうと思った。そしてまた、目をつぶり寝た。次に目をさめるまで、私は夢を見なかった。何にも。もう、8時だ。とても寝ていたのに夢を見なかったのは初めてだ。今まで、毎日のようにいろんなストーリーを見ていた。結局全部忘れてしまうけど。覚えてること…それは、アラナスにつかまったメルニア。私たちがまだ、旅をしているときにチャイナに見つかる夢。覚えてる夢は全部現実になっていた。今度もまた、現実になるのだろうか。それだけはやめて欲しい。メルニアには幸せでいて欲しい。私は暇になったから、ヴィオの家へ行くことにした。

「ヴィオッ!起きて。もう8時よ。」

「んぁ。ラーム?」

ヴィオは私のほうを見てニッコリ笑い、また寝た。

「ヴィオ!今日はアラナスのところへ行くのよ。早くして、時間がないの。」

「時間?時間なんていつでもいいじゃん。別に急いでるわけではないんだろ?チャイだって起きてないし。」

「そうだけど。メルニアが危ないの。…じゃぁ、チャイナに言っといて。私が病院に言ったこと。私、病院に行ってくるわ。メルニアを助けないと。」

私がヴィオの部屋から出ようとしたとき、ヴィオが私を止めた。一瞬ドキっとした。

「お金ないんだろ?タクシーに乗れないぜ、お金がなかったら。はい、好きなように使っていいから。」

ヴィオは私の手の上に、1万円を置いた。あはは、そっちね。それでも、あたしは嬉しかった。

「こんなに?ありがとう。私、ヴィオのこと好きになりそうだわ。」

ヴィオの顔はまっかっかになっていた。私もつられて、顔が赤くなる。外に出ると、雨が降っていた。一旦チャイナの家に戻り、かさを取りに行った。

「ラーム!どこに行くの?」

チャイナに止められた。私は振り返って「

病院。メルニアが危ないの。アラナスにつれて行かれちゃうわ。」

「なんで、そんなこと分かるの?」

「夢よ。夢に出てきたの。私の覚えている夢ってたいてい現実になるの。」チャイナに捕まった時のように。

「じゃぁ、まずアラナスの家に行かない?」

「間に合わないわ。そんな気がする。もうアラナスは病院へ向かっている。」

私は走って道路のほうに出た。手をあげ、タクシーを止める。このしぐさ、何回しただろう。

「ラーム!私とヴィオでアラナスの家へ行くわ。」

チャイナが大声で言った。「よろしく!」私はそれだけ言って、タクシーに乗った。

無事でいて、メルニア。


病院に着くと、あたしは走って中に入った。

「あのっ、メルニア・マーリアいますかっ?」

「あぁ、マーリアさんなら…。」

看護師さんはほかの看護師を見た。

「いなくなりました。」

横からさっきとちがう看護師さんが言った。

「え?!本当ですか!?」

「はい…、知らないうちにいなくなってしまって…。私たちも探そうと思うんですが。」

「あ…いいです。自分で探します。失礼しました。」

あたしはそういって病院を出た。目に付いたのは

「メルニア!」

アラナスと喋ってるメルニアがいた。

「あぁ、ラーム。アラナスに助けてもらったの。ほらこの通り、今まで通りよ。」

メルニアは言ったとおりピンピンしてた。でもなんで?なんで、アラナスが?

「ラーム、今までごめんな。」

「え?何言ってんの、アラナス?」

「ラーム、メルニアを助けたかったんだろ?だから、助けてやったんだ。これでもとどおり。心配する事はない。魔法は取ってない。」

アラナスは真剣な顔をしていた。本当に?

「本当よ、ラーム。魔法、取られてないわ。くれたんだもの。私に魔法をくれたの。」

メルニアも元のメルニアに戻ってる…本当かな…。あたしの目から涙がこぼれ落ちた。メルニアが元に戻った嬉しさと、アラナスがこんなに優しかったと初めて思った悔しさ…。あたしとメルニア…なにか勘違いしてたのね。あたしたちが怖がっていた相手はものすごく優しい人。

チャイナだって、あたしの魔法を取ったりしなかった。色々教えてくれた。今なら感じる…チャイナはあたしのおばあちゃんって。アラナスのことはよく分からないけど、メルニアが言うなら本当よ、だって、メルニアすごく喜んでる。

「ラーム、アラナスは本当に──「分かってるよ、メルニア。言っておくけど、チャイナもものすごく優しいのわ。ひどい人なんかじゃなかった。メルニアは勘違いしてたの。」

「勘違いしてる?本当に怖かったのよ、ラーム。あの時のチャイナは…。」

「あぁ、怖かった。確かに優しいところもあるな。けど、今は変ったと思う。ラームがチャイナの家に行ってから、すごく優しくなった。──誰かのために何かをしてやろう──と思ったのも、ラームが家に来てからだ。」

アラナスが入ってきた。

「何でわかるの、アラナス?」

「さぁな。」


「ラームっ!」

そのとき、チャイナがあたしたちのほうに走ってきた。ヴィオも一緒に。

チャイナは思い切り、あたしに抱きついた。あたしを話してからあたしの耳元で言った。

「アラナスは悪い人じゃないわ。別に悪い人じゃない。メルニアを助けようとしてたのよ。」


あたしはまた、その日からメルニアと旅を続けた。今回もまた2人で。

「ちょこちょこチャイナの家にいかない?」

「いいわよ、ラーム。」

アラナスは、チャイナの家に住むことになった。

「チャイナとアラナス…いや、おばあちゃんとおじいちゃん、仲良くなってよかったわ。」

メルニアはクスっと笑った。

「チャイナたちにはおばあちゃんとかなのに、私にはメルニア?おかしくない?」

「いいの、その方が言いやすいから。」

「そう?」

魔法の事、すっかり忘れてた。

…魔法はないけど、楽しい毎日を過ごせそうだわ。


                         ──END──

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