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4 初めての食事

17/35//87日

ディルムと話をして数時間が経った。

彼はここで木を切ってその木材を町まで運んで売っているらしい。

どうやら身内の一人がここで昔きこりをしていたらしく、

それをディルムが受け継いで今に至るそうだ。

なお、私はこの数時間体を動かすこともできずにずっとベットに寝ている。

「そうだフェン。腹は減ってないか?」

「あ、はい。結構お腹が減っていて・・・」

「わかった。なら飯を作るよ。」

ディルムは別の部屋に行った。

・・・。

寝かせてもらっててあれだけど・・・

「暇だなぁ・・・。」

この数時間はディルムが時々様子を見に来てくれてくれていてそこまで暇じゃなかったから、

人が居なくなるととても暇になる。

「・・・。」


――――数十分後。

「すまないな。少し作るのに時間がかかった。」

ディルムがご飯を持って戻ってきた。

「二人居るからって少し作りすぎちゃったな。」

ディルムは笑いながらそう言うが・・・

本当に作りすぎている。

焼いた肉(私のこぶしぐらいの大きさ)が数十個もあり、

雑草のような草も皿いっぱいに入っている。

「とりあえず食べよう。フェンは何も食べてないんだろ。」

「よし、それじゃあ―――」

「「いただきます!」」

ひとまず焼いた肉を食べてみる。

(結構肉汁が出るなぁ)

だけどおいしい。

焼き加減もいい感じで、硬くなく、かといってやわらかすぎるわけでもない。

そして味。

自然の獣肉というような感じがすごい出ている。(自然の獣肉の味を知らないけれど)

肉を飲み込んだので次は草だ。

見た目は――――ただの雑草だ。

とりあえず食べてみる。

「はむっ」

ん、おいしい。

とてもさっぱりしていて、肉を食べた後には最適だ。

結構食べれる。

・・・その後、フェンとディルムは作りすぎたと思っていた料理をすべて食べつくしたのだった。

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