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第一話
君は鉄道が好きか?
好きだ! そう答えた。本当は全然全く好きではなかった。仲良くしておく為にそう答えたのか?それともただただ面白ろそうだったからか?興味があった?もしかすると本当は好きだったのかもしれない。まあ今となってはもうよくわからない。
そうか。じゃあテスト明け車両センターいかない?
俺は快くOKしてその場を後にした。
家に帰ってからすこし調べてみたがどうやら一般公開というものがあるらしい。目玉は青い電車だとか。その青い電車をすこし調べてみた。車両の番号だの作った会社だのいろいろと細かな事が書いてある。そういうことを覚えたところで彼と話ができるのか。彼のレベルまで覚えることはできるのか?無理がある。ならどうすればいいんだ?アイツと対等にいやアイツより詳しくなれる分野。アイツが詳しくないであろう分野。鉄道好きのなかでもマイナーな分野。
撮る、乗る、文字、音...
鉄道無線はどうだろうか。そうだ学校には無線部があったはずだ。
よし きまった。