表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

5話

今回は長くだらだらと書きました、長いのは嫌だとか言っていたのですが…

遅くなった言い訳は最後にしておきます


歩き始めて数十分、まだ森の中を歩いている。ずっと歩き続けているせいか、お互いの言葉が無くなってきた


「‥…‥‥‥。」


「…‥…‥‥。」


…‥気まずい。いつもならこんな事にならなかったから余計に気まずい

…なにか会話をしたほうがいいのだろうか

そんなことを思い何か話すようなことを考えていたら


「昴。」


「ひゃうっ!」


急に呼ばれて変な声がでてしまった

‥…恥ずかしい!めちゃくちゃ恥ずかしいよ!これ!

なんだよ、ひゃうって!どこからそんな声がでたんだよ!…‥俺の口か‥‥


「‥驚かせちゃった?」


「…いや、ちょっと考え事を。」


筑紫から話かけてくるとは思わなかったな


「あ、ごめん。邪魔しちゃったなら後でいいよ。」


「別にいいよ。何かあったのか?」


「いや、大丈夫かなって。」


「何が?」


心配するような事があったっけ?…何かに見られてるような感じはするけど‥‥なにかな‥‥


「ずっと歩き続けてるから疲れてない?」


‥そっちか…‥確かにずっと歩き続けてるから疲れてくるとは思うけど


「いや、疲れてないけど。」


「本当に?」


「本当だって。」


「…うーん‥ならいいんだけど…」


筑紫ってこんなに心配性だったっけ?‥‥まぁ、こんな状況じゃあしょうがないかな


「でも、無理はしないで、疲れたらすぐに言ってくれ。」


「わかったよ。」


でも、何でかな、こんなに歩いたのに疲れたとかそういう事が全く無い。この体ってこんなに体力があるんだな。


「それよりさ。何か変な感じがしないか?」


「どこが?」


「何かに見られてるような感じがするんだけど。」


「‥‥えっと‥…あれかな?」


そういって俺の後ろを指した


「あれ?」


後ろに振り向くとそこには


「‥…‥…ナンデスカ?アレ‥…」


‥…はっ!思わず片言になってしまった‥‥いや、今はそんなことどうでもいい


「‥なにゅ…‥‥なにアレ…」


検討はつくが一様筑紫に聞いてみようか…‥ちょっと噛んでしまったが気にしない


「ドラゴンじゃないかな。」


やっぱりかー。ドラゴンだよなー、だってあんなに大きくて翼もあって鋭い牙があるんだもん‥‥ってか竜って本当にいたんだなー、見た目とかほとんど想像どうりじゃん

鱗は緑色で獰猛そうで、今にも襲いかかってきそうな感じがするなー

…‥…今の思考の使用時間0.3秒、うむ。我ながらに早いと思う


「昴!」


筑紫が大きな声で呼んでくる


「逃げるよ!」


そう言いながら俺の手を掴んで走り出す、そう言うと同時にドラゴンが走りだした


「…うぉっ!」


急に引っ張られたから転びそうになったがギリギリセーフ

‥…いや、こんなに冷静に思考している場合じゃないな、うん。


「…って、なんだよアレッ!」


走りながら叫ぶ、やっと現実に戻った


「伝説の生物!元々は蛇でそれが神格化したらしい!世界中でいろんな呼び方がある!一部の壁画にはライオンとかの頭部をしているものもあるらしい!」


‥‥へー、そうなんだ…‥って違う!そういう事じゃない!


「違うっ!なんであんなものがいるんだよっ!」


「ファンタジーだからじゃないかな!」


「メタ発言すんなよ!余裕かオイ!」


そんなやり取りをしている間にもドラゴンが迫ってくる。

‥…ちょっ速すぎだろ!なんであんなに大きいのにそんなにスピードがでるんだよ!反則だろ!


「急に出てくるなよな!」


「昴が知らない間に伏線はったんじゃないの!?」


「知らん!」


…‥何だ?伏線って…いや、それより目の前の事だ


「どうする!?」


ここは筑紫に頼るしかない!


「倒せばいい!」


よし!なら倒…‥‥せる訳無いだろ!


「無理だろ!」


「魔法で!」


魔法?どうやって?…ってか魔法なんて本当にあるの?…‥いや、そんな事は後でいい今は言われた通りにやるしかない


「どうやって!?」


「イメージするんだ!力を集中させて一気に放出するような感じで!」


イメージ?力を集中させる?意味わからんよ‥…でもやるしか無いっぽいな


「昴!出来る!?」


「‥走りながらだと難しいなっ‥‥!」


「それならっ‥…よいしょ!」


手を思いっきり引かれた、自然と体が浮く。そのまま筑紫の腕におさまる‥…いや、オイ!なにするんだよ!

わかると思うけど今の俺は筑紫にお姫様抱っこされている


「こっちの方が集中出来るでしょ」


いや、無理ですけど!


「早く!」


筑紫の真剣な顔を見たらそんなこと言っている場合じゃないなと思う


「…わかった!やってみる。」


‥…集中だ、俺の力を集中させる…そしてそれを一気に押し出すように…


「いける!?」


「…多分な‥!」


「ならっ!」


そう言って跳んだ…‥そう、跳んだ。ドラゴンを軽く超えるくらいの高さに。俺は驚いていない、こんなに人間離れしたことが起きているのに、凄いな俺


「昴!今だ!」


そう言って俺を上に向かって投げる

‥‥この浮遊感、なれそうにないな…まぁ、こんな事なことを考えているあたり、大丈夫そうだな

ドラゴンに向かって手をかざす


「‥‥‥いっっっけぇぇえええっっ!!」


全力で叫びながら力を押し出す

瞬間、とてつもない轟音が響く。同時に昴の体が強風に飛ばされた


「うわぁぁぁっ!」


飛ばされている体を誰かに包まれるような感覚

…‥まぁ、誰かはわかっているけど


「大丈夫?」


思ったとおり、すぐそばから筑紫の声が聞こえた


「…多分な‥」


笑いながら答える。

‥うん、ここまではいいんだけどまだ飛ばされているんだよね…という事はあとは落ちるしかないんだよ

体に浮遊感を感じる‥‥やっぱりなれそうにないな…これ


「ちゃんと掴まってて。」


筑紫に離さないようにしっかりと掴まる

結構な速さで地面に衝突した。体に痛みがはしる


「…痛ってぇ…」


「大丈夫‥?」


「‥なんでそんな余裕なんだよ…」


「体が丈夫だからかな。」


‥いや、丈夫にも程があるだろ。墜ちたんだぞ?パンクかよ


「‥それより、離してくれないか?」


「…あ、ごめん‥」


しっかりと掴まれていたからちょっと痛い


「そうだ、ドラゴンはどうなったんだ?」


ドラゴンがいたところを見てみる


「‥ここに木が生えてたよな?」


「そうだね。」


生えていた。過去形なのは仕方ない。

だって木が無いんだから‥くりぬかれたように木が消えている

‥‥ありえないよね、これ。あの魔法で森の一部が消し飛んだ?ハハッ、冗談だろ?あれで?


「どうしよう。」


「しょうがないよ。」


‥しょうがない‥‥しょうがないな、うん。やっちゃったものは、どうしようもない


「さてと。」


筑紫が立って歩きだす


「どこいくんだ?」


「ドラゴンのところに。」


‥あ、そうだ。忘れてた

立ち上がりドラゴンのところに向かう


「‥死んでる…?」


「どうだろう。ドラゴンって不死だって言われてるから…」


そんなことを言っていたらドラゴンが起き上がった


「…生きてたけど、大丈夫か?また襲ってきたりしないか?」


「大丈夫だって。」


そう言いながらドラゴンに寄っていく筑紫

そのままドラゴンに触れる…‥って危ないぞ!


「…‥…‥……。」


触れたままドラゴンの眼を見つめる


「…筑紫‥?なにやって…」


しばらくしてドラゴンから離れた


「‥何やってたんだ?」


「ちょっとお話をね。」


いいながらドラゴンを見上げる


「話?ドラゴンって喋れるのか?」


「喋りはしないけど、語りかけてくるかな。」


語るのか‥‥‥喋ると語るの違いってなに?

考えていたら手を掴まれ、そのままドラゴンに‥‥ってオイ!


「な、ちょ‥‥なにっ…!」


手がドラゴン触れたとたん体が光に覆われる、くすぐったい感覚が全身に広がる。光が消えたときにわかった、服が変わってる、これはドレス‥だよな…‥なんでだ…‥なんでこんな…


「似合ってるよ、それ。」


「‥‥嫌味か、それ…」


…でも、このドレス高そうだな。肌触りも良いし、細かい装飾がされてる、足が隠れるくらいの長さがあるから寒くはないかな‥…でも何でドレスなんだ


「じゃあ行こっか。」


「え、ドラゴンはどうするの。」


「ドラゴンは守護者だからずっとここにいるんだって。」


「守護者?」


「うん、だからもう行こっか。」


「いや、でも…」


そこまで言いかけたときドラゴンが翼を拡げて飛んでいってしまった、あれ?さっきずっとここにいるってことを聞いたんだが。いいのか?


「‥行くか。」


ドラゴンがいってしまったからここに残っていてもどうしようもないし


「でも、どうするんだ?道がわからないだろ。」


あんなことがあったけど結局まだ迷っているままだ


「それなら大丈夫、さっき跳んだときに見えたから。」


あんなときやったのか?ホントすごいとしか言い様がないな


「それに出て近くのところに町があるみたいだからそこに行ってみよう。」


…町あるんだ…‥そりゃそうだよな


「でも、大丈夫かな。こんな格好で。」


「似合ってるからから大丈夫だよ。」


微笑みながら言われた‥…‥‥冗談だよな?こんな格好でいたくな…‥そうえば女の子だったな、なら大丈夫か?


「暗くなる前に着きたいからもう行きたいんだけど、歩ける?」


「当然……」


そこまで言ったとき、急に体に力が入らなくなる、同時にとても強い睡魔が襲ってきた。立っていることもまともに出来ない


「‥‥あ…れ……」 


そのまま体が前に傾く、地面にぶつかる前に止まった。衝撃はない、それに微か温もりが体をおおっている、どうやら筑紫に抱きとめられたようだ


「頑張ったんだからゆっくり寝ていいよ。」


遠くなる意識の中、最後に聞いたのはその言葉だった






 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





町に向かう途中、ひとり呟く


「…やっぱり、こうなったか…‥こんどは…どんなことがあっても…‥」


再び強く決意をしてこれからのことを思う。


「‥‥もう、戻れないんだ…‥」


背中で安らかな寝息をたてて眠っている昴を起こさないようにしながら歩き続ける


「…守ってやる‥…絶対にだ…!」

すいませんでした!

学校の行事がいろいろとあってなかなか時間なかったです。はい、申し訳ないです

‥…気を取り直して、今回の話は無理やりですね、それの書くのは久しぶりでおかしい事が多いです

……全部今更じゃないか!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ