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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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異世界恋愛系 作品いろいろ

婚約破棄されましたが、二年後には結婚式を挙げることができました!~幸せなのなら何でもオーケーです~

作者: 四季
掲載日:2026/09/15

 その日は突然やって来た。


「リィン、悪いがね、君との婚約は……破棄とさせてもらうゼェッ!!」


 ――婚約者である彼ディバンスから関係の終わりを告げられる日。


「これまでずっと言いづらくて悩んでたんだ。けど、もう我慢はしないって決めた。と、いうことはァ? ……はっきり言う! はっきりと伝えるゥッ!! それだけだ」


 彼はそんな風によく分からない言葉を並べて。


「俺は新たなる第一歩を踏み出すゥッ!! そして、今よりもっと、ずっと、幸せになってみせる。てことでェ、バアアァァァイ!!」


 驚くくらい急に関係を終わらせたのだった。



 ◆



 婚約破棄宣言から数日。

 とても暑い日だった。

 路上で見かけて惚れた女性に声をかけ、執拗に追い掛け回し続けたディバンスは、熱中症になり倒れそのまま命を落としてしまったそうだ。


 その話を聞いた時は驚いたけれど、かなり暑い時期だったので「まぁそんなこともあるか」と思っただけだった。


 何の前触れもなくいきなり婚約破棄を宣言してくるような人、正直どうでもいい。



 ◆



 あの婚約破棄からちょうど二年となる今日、結婚式を挙げる。


 純白のドレスを身にまとい。

 愛しい人の隣に立って。


 希望に満ちた未来を見据えながら祝福の声を浴びる。


「結婚おめでとう、リィン!」

「ありがとう」

「絶対幸せになってね! またお茶しよ? あたしたちのことも忘れないで!」

「うん、当たり前に覚えてるよ」

「おめでとうござりまする、リィンさま。これからも常に幸せを願っておりまする。ですから、穏やかな幸福に身を浸してお暮しくださりませ」

「ありがとうございます、先生」


 誰もが結婚を喜んでくれている。

 その事実がとても嬉しくて。

 こうして祝ってくれる皆のためにも幸せになろうと決意した。


「リィン、可愛い子。……今日からは、リィン・バーグーハン・バグーンハンバ・ンハンバーグーン・ハンバグーンになるのね」

「新しい名前覚えてくれてありがとう、お母さま」

「リィン・バーグーハン・バグーンハンバ・ンハンバーグーン・ハンバグーン! 一生幸せに暮らすんだぞ!」

「練習してきてくれてありがとう、お父さま」


 私は今日から、リィン・バーグーハン・バグーンハンバ・ンハンバーグーン・ハンバグーン!


 ……ちょっと長いな、この名前。



◆終わり◆

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