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元引きこもりが強箱スキルで異世界勇者っ!!  作者: 大石次郎


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5話 ほんまかいな

勇者云々の話になるし取り敢えず、酒場の2階のピンク先輩の部屋に移動することにした。


「ほな改めて、うちはリリン・ブロッサム。泉の賢者ロミ・キャンデの一番弟子やっ!」


腰の鞘から短い杖を抜いてポーズを決めるピンク先輩ことリリン・ブロッサム。


「おーっ」


拍手する俺。対人経験がほぼ家族とロミとペスくらいしかないから、リアクションも探り探りだ。


「えっと、リリン・ブロッサム。俺はタケルで、あ、これがステータスで」


話しの通った人だし、こっちも自己紹介しなくちゃ、と近付いてド~ンっと、ステータス画面をリリンに見せる俺。


今の画面は、


−−−−−−−−


名前 タケル・キャンデ 性別 男 種族 人間 職業 勇者(魔法兵に偽装) 年齢 17 レベル11


体力D 魔力C 精神力E 力D 守りD 速さD 器用さB 賢さC 運S(Cに偽装)


スキル 強箱(取得を隠蔽)


強箱派生スキル 反射箱、鉄箱、休眠箱、隠行箱


スキル 共通語日本語変換(取得を隠蔽)


サブクラススキル 初級戦士


戦士派生スキル 中級気配探知


サブクラススキル 初級魔法使い


魔法使い派生スキル 中級魔力探知 初級錬成 初級人形使い 初級召喚師 初級魔法物取り扱い


習得魔法 ハンド、トーチ、ライト、フィール


勇者系スキル 闇、呪い耐性(項目を含め隠蔽)


魔法兵系スキル(メインクラススキルに偽装) エンチャントウェポン


ステータス系スキル ハードブロック(普通のブロックに偽装)、シーク(取得を隠蔽)、アナライズ、フェイク(取得を隠蔽)


一般スキル 初級薬師 初級大工 初級狩人 初級農民 初級釣り師 初級家政夫


獲得魔素260(5分の1に偽装)


−−−−−−−−


なんだが、リリン・ブロッサムは仰け反った。


「だぁっ、距離感! 情報量! フルネーム呼びやしっ、ちょお待ちっ!」


一旦距離を取られてしまった。


「あ、ごめん。未だに対人でのステータス画面の扱いよくわかんなくて」


スマホの連絡先交換でミスったらこんな感じなんだろうか??


「まぁええわ。こっちもあとで見せるけど、もっかい見して、ステータスアナライズもしてええか?」


「どうぞ、ロミにもされたんで」


再確認するリリン・ブロッサム。


「なるほどなるほど···姓がないから、お師匠の養子になって、ほんま勇者やわ〜。運Sっ。強箱なぁ。ニホン語? いやでもたった2ヶ月で···魔素260てっ! というか普段偽装しまくりやんっ!」


「関係者以外に見せられないこと多くて···なんか、表示全般ゴチャゴチャしてきてるんだよ」


「まぁページ分けたり自分が見易いようにしたらええわ。偽装以前に人に見せる用の簡易表示も作れるし、いらんとこ表示せずに見せられるで?」


「そんなテクニックがっ?」


「お師匠も大概世捨て人やからな〜」


こっから一通りステータス談義をして、一区切りするとロミから預かってた『リリン・ブロッサムが好きなドライケーキ』でお茶にすることになった。


「これ懐かしい〜。このモソモソ感! 蜜足りてない感! ハーブ入れ過ぎ感! お師匠の味や〜」


部屋の狭いテーブルで茶を飲みながら結構な量を頬張りちょっと涙ぐむリリン・ブロッサム。


「で、リリン・ブロッサム。このメモなんだけど」


件のメモを取り出す俺。


「また急に! マイルール過ぎやで」


「えー? でもさ、リリン・ブロッサム」


「フルネーム言い過ぎやっ」


「ええーっ??」


忠告され、リリン・ブロッサムの呼び名はリリン。向こうもタケルと呼ぶことになった。


「とにかく! このメモも見てほしい。かなり特殊だから、見せるまで、ペスには2週間、ロミに1ヶ月様子を見てから見せてたんだけど」


「ペス信用するやん?」


「そこはいいからっ。とにかく見てくれ」


メモを広げると、


『情報開示基準緩くてヒヤヒヤする』


『ペスに読まれた時のワクワク感』


『しかし残念!』


と書かれていたが、


「···? なんも書かれてへんよ?」


「そう! これ、俺しか読めないみたいなんだ」


「幻覚とちゃうの?」


「いや旅のヒント、的確で。この酒場もメモが教えてくれた」


「うそ〜? コワっ。神様の啓示なん??」


せっかちな運営説もまだ捨て切れてない···


とにかく、出せる情報は一通り出した。


俺は宙に作った強箱に飛び乗り、高らかに言った。


「俺、このメル・トラカ郷に出てきて1つハッキリしたことがあるっ」


「なんやなんや」


「俺の対人能力で世渡りは無理! やっぱり案内役は必要だっ。よろしく頼みたい、リリン!!」


「いやうち魔法使いやし。自分、貴族令嬢みたいな要求してくるやん?」


「俺はタケル! 強箱使いにして伝説の勇者!!」


「ほんまかいな」


なんだかんかだで? 俺は魔法使い兼案内役のリリンと仲間になった! よっしっ。

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