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一枚岩

○山林

   山本、原田、太一が雑木林の中にいる。

山本「ここらへんが清水の真裏あたりだ」

   太一、何かを見つける。


太一「なにこれ?」

   原田と山本が駆け寄る。

   直径15cm高さ2m程の筒がある。

   ちょっと目には木の幹に見えて分からない。


山本「これはひょっとしたら?太一覗いてみろ」

   原田、太一を肩車する。

太一「ただの空洞です」


山本「これが日ノ岡までの間にいくつかあるはずだ。

 空気孔だ。出入り口もどこかにきっとある」

   太一、先のほうを歩いている。


原田「日ノ岡の方角は?」

山本「太一の方角だ」

太一「又あったよ」


山本「そうか分かった。出入り口は日ノ岡の工事現場だ」

原田「一直線にトンネルが掘られている」

山本「そうだ。まちがいない。一旦戻ろう」

   原田と太一、うなづく。


○不老の滝

   不老の滝の水のみ場に木村と高田がいる。

木村「この水のみ場の石とあの2枚の石以外にこの印は見つからないわ」

高田「なんやろ、あのマーク?あれ、亜紀ちゃんは?」

   亜紀、向こうで手を振っている。


○同、一枚岩

   不老の滝の頭上はるかに大きな一枚岩がある。

   その中央に苔むして分かりにくいが羽根マークがある。

   木村、高田、亜紀が見上げている。


高田「あった、あそこ」

木村「とにかく一旦戻りましょう」

   高田と亜紀、うなづく。


○清水、能舞台下

   6人が集まっている。

   地図を広げている。


山本「能舞台、不老の滝の一枚岩、空気口。これらは

 一直線に日ノ岡に向かっている」

   

   向こうから出羽と亀山が来る。

   6人、隠れる。

   出羽と亀山、能舞台を見上げながら、


亀山「この能舞台が流れ去るなんて事は」

出羽「それはないやろう」

   6人、声を押し殺して笑う。



   

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