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雨の参道

○京都府警本部、正面


○同、本部長室、内

   山本本部長がデスクに座って手紙を読んでいる。


本部長「『水無月の長刀鉾に誘われて流れ去り行く

 清水能舞台』か。水無月と言えば6月。長刀鉾は7月だ。

 清水寺が梅雨の終わりに消えてなくなると言うのか?」


   ノックの音。

   出羽と亀山が入ってくる。

出羽と亀山「失礼します!」


本部長「よし、ごくろうさま!」

   本部長、立ち上がる。


○清水道

   雨が降っている。

   出羽と亀山、傘をさして歩いている。

   清水にいたるかなりきつい坂。


   両側に土産品店が続く。

   かなりの観光客がいる。

出羽「きつい坂やなあ」


亀山「大雨の時には五条通まで川のようです」

出羽「大雨か。何で水無月と言うのやろな?」

亀山「・・・・・」


出羽「神無月と言うのは11月に神様が皆出雲に

 集まるから他は神がおらんようになるからやろ?」


亀山「出雲と言えば大昔の大神殿がちょうど清水の

 能舞台のような大木で造られていて、日本海には

 埋没した大神殿があるそうですよ」


出羽「埋没か・・・それはないやろう」

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