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始まりは唐突に

地球のとある国では遺憾砲が護衛艦につけられる計画もあったようですよ。

 時はリーグレット暦2020年代後半、世界は新型ウイルスの脅威を特効薬の開発により脱し新たな時代が始まろうとしていた。

 だが、2026年に起きたコサック連邦による五星人民共和国との戦争は、この2カ国にとどまらず世界に戦争が飛び火しようとしていた。


 そんな五星人民共和国とコサック連邦の両国に接しているジャパン国は、ある日、コサック連邦海軍クッチルバ艦隊の攻撃によって太樺道の太樺市は大規模な被害を受けた。

 これをうけて、ジャパン政府は声明文を発表した…


 「今回の攻撃は一切の理由はなく、またこれは国際法違反であることは明白であり、我が国…ジャパン政府は今回のトフラカ市攻撃に



               『大変遺憾である』」



 これだけだった。



 当然、被害者や攻撃を受けた太樺市への保障金は支払われるが、政府は報復攻撃も経済制裁も一切行わないどころか、それに関して言及すらしていなかったのであった。

 これに不信感を覚えた太樺道知事はジャパン政府に対して、「相手に対する経済制裁を行わなず非難だけを行う現政府には、従うこと難しいだろう」と7月25日の夕方頃の会見でジャパン政府に対して不満を明らかにした。


 28日の夜、ジャパン国の首都である京東都御代田区(オイコット都アドヨイチ区【世界首都名条約標準】)にある首相官邸と国会議事堂が反乱派の陸上武装隊第7師団によって占拠された。


 29日の朝早くに記者達が陸海空のトップたちの会見場である首相官邸の一室でフラッシュをたいていた。しばらく経つと、3武装隊トップである統合幕寮長の山出塁は「今日からこの国は生まれ変わります。そして、武装隊を国防軍と明記し、憲法第9条の内容を大幅に変更することを実施することにしました。」


 ジャパン国はその後、急速な軍拡を推し進め世界最強と謳われている星条合衆国やその次に最強と謳われるコサック連邦を凌駕する技術と人員を得ることに成功した。

 しかし、世界各国との関係は冷え切ることになり、諸外国はジャパン国への警戒を強めるだけになってしまったのであった。





◆◇◆◇





 五星人民共和国 首都欄連 主席官邸



 「わかっていると思うが、近頃のジャパン国の横暴は目に余る。なんとしてでもあの国を押さえなくては!我が国は!」



 「そう焦らなくても問題ないと思います。なんせジャパン国は、今現在星条合衆国との関係が冷え切っているので時期に同盟や安全保障条約は破棄されるでしょう。それに、あの国がいくら以前のような憲法によって縛られた緩い軍隊のような武装隊じゃなくとも、十分に対応可能でしょう、なんたって核があるのですから」



 「そうだ、、我が国には核がある。ジャパン国は今必死になって開発しているようだが…どうも、、進みが速く感じられる、何を急いでいるのかが謎だ…」



 「確かに、クーデター以降の政権は一体何を考えているのかまるっきり分からないのが、今の現状だ」



 こう会話をしているのは、この国の主席であるロー・ミンと内務委員長のライ・メルテの二人である。

 彼らは、ジャパン国の急速な技術の発達や軍拡を諸外国首脳と同様に警戒していた。


 近年のジャパン国は、何かにつけて五星国固有の領土や海洋は我が国固有の領土であるなどと主張しており、まるで、某国を彷彿とさせるような発言や行動を多々行っているのだ。


 この問題によって両国の関係は戦後最悪と言われるほど悪化した。

 そんな中、両国の関係を断絶させる決定的な事件が起きる。


 始まりは、湾台島沖140㎞程にあるラウマイ諸島を国防軍海上武装隊日本艦隊第6護衛艦隊第14護衛隊群及び国防軍海兵武装隊第16機甲歩兵師団が攻撃したことからだ。


 このとき、ラウマイ諸島を防衛していたのは、五星人民共和国軍ラウマイ諸島防衛隊であった。


 ラウマイ諸島防衛隊


 陸軍

  第123装甲化歩兵連隊

   第145/148/224機甲歩兵大隊

   第12医療大隊、第214工兵大隊、第16通信中隊


  第28ラウマイ防衛旅団

   第85地対空ミサイル大隊

   第26地対艦ミサイル大隊

   第59歩兵連隊

   第156補給中隊、第28通信中隊  


 海軍

  東海艦隊第2艦隊マウライ防衛艦隊

   旗艦 120級155ミサイル巡洋艦

      142級146イージス艦

      142級120駆逐艦

      142級157駆逐艦

      120級148ミサイル艇     

      泰寧級空母美禮


 これだけの規模の部隊であり、徹底的に抵抗したものの国防軍武装隊の前にはどうしようもなく占領されてしまうことになる。

        

 これを機に、両国ではたびたび両軍による武力衝突が起きるようになったのであった。

 そして、その問題を今ここで話し合っているのだが、今だ決まってはいないのが現状だった。



 「まぁ、いますぐに結論は出す必要はない、」



 「えぇ、ですが、、このままジャパン国を野ざらしにしておけば、必ず我々の前に…それこそ、脅威になるでしょう。ですので、まずは、海洋警察の巡視艦2隻に偽装した駆逐艦2隻をラウマイ諸島に向かわせましょう!」



 「そうするとしよう…さて、そうと決まったら後は、、」



 彼らのジャパン国からのラウマイ諸島奪還への作戦が始まったのであった。

武装隊は1946年に帝国軍から改名した軍事組織。国防軍となる2028年まで

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