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第二話 キャラクタークリエイト

『クレアシオン・オンラインの世界にようこそ!プレイヤー担当AIナンバー1です。よろしくお願いします。では初めにキャラクタークリエイトを開始します』


 狂華は目を開くと宇宙空間に居た。実際に視界には惑星や衛星などが見える。

 そして目に前には綺麗な女性がいる。


(人気って聞いてたけどここまでクオリティが高いなら納得の理由だわ)


『まずプレイヤーネームを決めて下さい』

「そうねぇ・・・どうしようかしら」


 狂華はしばし考え込む。


(本名を入れるのは論外よね・・・。じゃあ名前をモジる?いや思いつかない。ゲームっぽい名前・・・それじゃ・・・)


「ドクターで」

『ドクターですね。確認しました。次に職業を決めて下さい』


 目の前に色々と書かれたウィンドウが出て来る。


『職業は全部で九種あります。それぞれ【剣士(セイバー)】【魔法使い(ウィザード)】【弓使い(アーチャー)】【守護兵(ガードナー)】【突撃兵】【召喚士(サモナー)】【調教師(テイマー)】【学者】【職人】があります。各種説明があります。聞きますか?』

「それじゃ、【召喚士】と【調教師】の違いを教えてくれる?」


『了解しました。【召喚士】は倒したモンスターからドロップするアイテムを一定数集め、それを用いて仲間となるモンスターを作成します。一方【調教師】はフィールドにいるモンスターを文字通り手懐けなければなりません。ですが【調教師】のモンスターは【召喚士】のモンスターと違い、モンスターのステータスが高いというメリットがあります』


「ふーん・・・じゃあ【学者】と【職人】の説明をお願い」

『了解しました。【学者】は薬物やアイテムの作成が出来る様になります。一方【職人】は武器や防具などの装備品を作成出来る様になります』


(【剣士】と【弓使い】、【守護兵】、【突撃兵】、は論外ね。他の奴は気になるけど・・・やっぱり)


「【学者】にして」

『【学者】ですね。確認しました。では次にステータスポイントを割り振って下さい』


 またも目の前にウィンドウが出て来る。


(これはどうしたものかしら?適当に振っときましょ)


 狂華・・・否、ドクターは重要な項目を適当に振ってしまう。


『ステータスを確認しました。次にアバターを決めて下さい。性別と体格、体形は変えられません。ご注意下さい』

「分かったわ・・・髪の毛は銀髪にしときましょうか。前髪は視界の邪魔にならないようにカスタマイズにあるピンで横に流して・・・カッコいい・・・それに目の色は逆に金にするっと。これで完成」


『アバターの完成を確認しました。素晴らしいですね。ではこれでキャラクタークリエイトを終了します。

 では始まりの町に転送します。クレアシオン・オンラインの世界を楽しんで下さい。プレイヤードクター』


 狂華はAIにお世辞言われたなどと思いながら自分の体が白い光のエフェクトに包まれるのを見届ける。

 そして次の瞬間には別の場所に転移していた。

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