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詩*日常から*

月とメロンソーダ

作者: a i o


なんとなく場違いな

白い月の残る朝

なんとなく買った

ペットボトルのメロンソーダ

バニラアイスにちょこんと座る

さくらんぼの絵だけに惹かれてる


雲の隙間から

指差すような光が射して

本日の主役はあなたあなたあなた

お呼びではない私だから

するすると人混みをすり抜けてく


炭酸に誤魔化されない甘さが

口の中に残って

後悔したってぜんぶ

パステルグリーンのパッケージに

特別な色してるさくらんぼのせい


8時2分の

うっすらと見知った人たちの間では

私だって曖昧で

しゅわしゅわと消えていく記憶になるから

気まぐれなさみしさなら気軽に味わって

なんともない顔

なんともない朝

薄くなる月の白さを見上げてる




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