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プロローグ
この本は私筆者の体験談をもとに、幽体離脱について分かりやすく?解説する事を目的として書いています。事実を羅列するだけでは、逆に煩雑になりかねないということで、小説という体裁をとっています
。まだ幽体離脱についてご存知無い方、ご興味ある方は是非本文に書かれていることを実践してみてください。そして、科学の進歩を待たず一足先にリアル異世界に旅立ちましょう。
まず最初に言いたいことがある
それは僕がとても幸運に恵まれた境遇にあるということだ
それがなければこれからお話する事を何も体験しないまま社会の喧騒に埋もれて
自宅警備員から魔法使いに出世する機会にも恵まれなかっただろう
僕はニートとして生まれた
この言い方には説明が必要かもしれない
小川が小さな合流を繰り返して最終的に海にたどり着くように
産まれながらに僕は僕であり、足掻いた挙げ句、
結局たどり着くのが間違いなくニートなのである
そして幸運にもニートとして生まれた僕は
結果的に人生の大どんでん返しと呼べるものに出会うのであった