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5話

実は私関西人なんですけど、

そろそろ関西弁抑えて文章打つのに疲れてきました。


なので、前置き、もしくはストーリーに必ず関西弁キャラでも作ります!!

いつか発散してやるぜっ\( 'ω')/


翌日、俺は目覚ましがある訳では無いが、すっと目を覚ました。

正確なこちらの世界の時間など分からないが感覚的な自分の睡眠時間がいつもと同じような時間で目を覚まさせたのだ。


元の世界でなら道場の掃除をして父と朝稽古をしている所だったのだが、この世界には俺の家の道場も無ければ、父もいない。少し父が心配になったがまぁあの人なら大丈夫だろう。


日課である朝稽古をどうするか考える。


「とりあえず外に出て適当なスペース見つけてやるか!」


朝稽古の指針を定め部屋に用意されていた動きやすそうな服に着替える。物語の冒険者の様なフォルムだが生地というか作りはしっかりしていて冒険者には見えないが。


着替えが終わり部屋からでて少し歩いたところで後ろに何となく気配がしたので振り向くと、メイドがいた。


昨日から俺の世話をしてくれているメイドだ。


「こんな朝早くに何か御用ですか? 朝食でしょうか?」


「いや、違いますよ。ちょっと体を動かしたいなと思って。ちょうど良かった、どこか体を動かすのにいい場所と木刀とかありませんか?」


「体を動かすということなら訓練場がいいでしょう。あそこならスペースを十分にありますので、あとは訓練用の剣ですね。すぐにご用意いたします」


「訓練場かー、そんな場所があるんですね、ならそこへ案内をお願いしてもいいですか?」


「かしこまりました。それではこちらへどうぞ、あと敬語は不要です」


「あ、はい」




メイドの言う訓練場は外にあるようで1度今いる建物の外に出た。

王女様が住んでいるのだからまぁ当然城なのだろうとは思っていたが外に出るとまさに城だったのだな、と再確認した。


訓練場は城からでた城の敷地内にあった。広さはおそらく学校のグラウンド位はあり、全面に草が生え天然の芝生コートととなっていた。


俺が訓練場の様子を見ていると、いつの間に用意したのか訓練用の剣を手に持ったメイドが側にいた。


「どうぞ、こちらが訓練で使われている剣です」


「ありがとうございます」


そう言って渡された剣を受け取り確認する。

訓練用の剣というのは所謂両刃で刀や剣と言うよりソードと言った方がわかりやすいような形をしていた。


やはりこの世界だと市内や木刀のような刀の形をしたものはないのかな?

俺は基本、剣や刀の形をしていれば何でも使えなくはないが、やはり使いやすいのは刀だ。出来れば戦闘をする事になるまでには刀が欲しいところだな。


まぁとりあえず、今はこれで我慢するしかないと思い、メイドと距離を置いてからウォーミングアップ替わりに素振りをする。


季節はよく分からないが日本の春くらいの気候な気がする。少し素振りをしているとじんわりと汗をかいてきた。


素振りはこの程度でいいかと考え次は擬似的な相手を想定しての模擬戦闘に移る。相手は当然父だ。いつも朝稽古で相手していたため動きを想定しやすいのだ。


想定の父が上段から斜めに斬りかかってくる。それを半身で躱すと素早く空いているはずの脇腹へ向けて水平切りをする。しかし空いているはずの脇腹は既になく体勢を立て直し下段から体を斜めに斬るために刀が迫っていた。俺はそれを水平切りの軌道を無理矢理下に向けて防ぐ。


その後も想定の父との模擬戦闘を続けたが、俺の足が切りつけられ首に刀を向けられている状態になると集中を解く。


父は仮想でも勝てる時と勝てない時がある。

ご都合主義などないのだ。


模擬戦闘をしている時は周りの事など気にしていなかったが、終わって周りを見渡すとメイドはずっと見ていたようだ。


終わったのを察したのかメイドが近付いてきて清潔な布を渡してくれる。


「ありがとうございます」


「元の世界では冒険者でもしていらしたのですか?」


「いえ、ただの学生ですよ? まず地球には冒険者という職業はありませんしね!」


「そうなのですか」


どうにもこのメイドは感情表現が下手くそなのか表情に感情があまり出ない。見た目だけで言えば、歳はわからないけど同じか、少し上くらいかな?それにやや高め150cm後半位の身長に、よく手入れされている肩まで伸びる黒髪、整った目鼻立ちに全体的にスラっとしながらもなかなかに大きな胸にメイド服。

という萌要素とやらをなかなか持っているように思えるのだが。整った顔立ちが要らぬプレッシャーやキツさを無表情と相まって出しているように感じる。


(しかし、そろそろメイドってのもおかしいな)


「あの、今更ですが、お名前はなんていうんですか?」


「申し遅れました。樫村様専属メイドのナターシャ・エルブランと申します。樫村様の食事の世話から下の世話まで何なりとお申し付けください」


「ナターシャさんかー、あぁー、やっぱ専属だったんですね! ほうほう……下の世話っ!?」


「はい、私共メイドはみな下級貴族の娘です。ですから勇者様に仕え、その過程で愛人にでもしていただき子でも授かれば勇者様の恩恵に与れるのではないかということで送られておりますので」


「ま、まじか。そういう事ほんとにあるんだなー。でも俺は下の世話は結構です!」


「かしこまりました。またの機会に。しかし他の勇者様に使えたメイドにはもう初夜を遂げたものもいるようですが」


「初日に手を出すのかどんだけだよ」


「まぁメイドの方から迫ったのかもしれませんが」


「メイドアグレッシブだな!?」


「下級貴族なんてそんなものですよ」


そう言ってナターシャさんは自嘲気味に笑っていた。

お貴族様問題ってのはやっぱあるもんだなー。

ただナターシャには申し訳ないが、俺はナターシャさんとそういう関係を持つつもりは無い。

何故ならこちらの世界に腰を据える気はないし、もし子供を作ったとして地球に帰るという無責任なことはしたくないからだ。


「ナターシャさんには申し訳ないけど、またの機会はないと思うよ。その替りと言ってはなんだけど、もし俺が勇者とかにでもなったら優遇して貰えるように掛け合ってみるよ」


「ありがとうございます。実は私も何分初めてなのでそういうのは少し怖かったのです」


「初めて? 貴族の問題に関わるのがってことですか?」


「いいえ、違います。処女ということです」


「しょ処女ね、そ、そうだったんですか」


ナターシャさんはこういう事を無表情で言うものだからちょっとドモッてしまうこっちだけが意識しているようでなんか恥ずかしい。

ナターシャさんは恥ずかしくないのだろうか? 聞けないけど。


「とりあえず、タオルありがとうございます。もう少ししたら朝食ですかね?」


「はい、朝食は勇者様方みなさんで食べる方がいいので?というのが王女様の考えなので皆様が同じ時間同じ場所で食べていただくことになっております」


「わかりました。ならそこに案内してください!」


「かしこまりました。ではこちらです。あと、私に敬語は不要です。それに呼び捨てで構いません。私はあなたのメイドなのですから」


「あ、はい」


(そここだわるなぁー)


俺としては色々世話してくれる人間を呼び捨てタメ口などそれなりの信頼関係を築いてからでないとできないので今はこれで我慢して欲しいところだ。

もうちょいストーリーのテンポを上げていこうと思います。

いつになったら戦うんだ。

というのが私の今の感想です。

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