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『私たちの勝ちだ』

ここ最近、時間があったので更新のペース上げてきたいと思ってます。

と、言ってもこの有様ですが・・・・・


交差する道の先で、どうぞお楽しみください。

世界が減速したかのような錯覚、そんな中にあって自身の鼓動だけがどこまでも昂ぶっていく。

目の前が真っ赤に染まりそうなこの感覚は怒り、熱を帯びる全身の中で唯一冷え切っている頭の芯でそれを理解するが、それがどうしたとしか今のエストには思えない。


圧倒的優位で持って少女たちを取り囲む男たちは、慢心からかエストの突撃に気がつかないようだ。好都合だとばかりにさらに足に力を込めて加速するエスト。右手でぶら下げるように構えた剣に全神経を集中させていく。脳裏に思い描くのは、目の前の男たちを切り捨てる己のイメージだ。

視野の端で、囲まれた少女二人の目が驚きに見開かれるのが見える。どうやらそれに違和感を覚えたリーダーらしき女がこちらを振り向くが、すでに遅い。


「うおおおおおおお!!!」


全力を込めて振り上げる剣で、無防備に目の前にさらされている背中を切りつける。

そこらのチンピラではないのだろう、かなりの業物らしき鎧によって切り裂かれることこそ免れたようだがその衝撃は半端なものではなかったようだ。


「なっ!?きさ・・・ッ!?」


声さえ上げずに昏倒する1人目に驚き、振り返った男を両手で握りなおした剣でもって水平に切り払う。こちらも鎧が阻んだようだが、剣を抜こうとしていた右腕は深く切り裂いたようでその場にうずくまる。


「固まるな、散開しろ」


部隊の半分を失ったというのに、どこまでも冷静なリーダーらしき女の指示に、残った2人の男はそれぞれ剣を構えてエストの左右をとるように陣取る。

女もまた剣を抜き、エストと少女二人の間を阻むように立つ。どうやら自分を援軍か何かだと勘違いしているようで、なんとかして合流を防ぎたがっているのだろう。


「貴様、何者だ?」


「名前を聞くならテメエから名乗れ・・・それとも、驕り高ぶった貴族さまにはそんな当たり前の常識すらねえのか?」


左右を陣取る男二人がより強い殺気を放ちだしたことなど気にもかけず、エストはまっすぐ目の前の女をにらむ。それほどまでにエストが彼女を警戒する理由、それは冷静さにあった。


「(この女・・・めんどくせえか・・!)」


とりあえず、先に吹き飛ばした2人のおかげで少しばかり頭を冷やせたエストは、改めて冷静に状況を見極める。

左右を男2人、正面をもっとも性質の悪そうな女に抑えられたこの状況はかなり悪いといえる。どうやら突入前にわかっていたとおり、囲まれていた少女の内の1人は戦えないようで、護衛らしき少女はそのそばを決して離れようとしない。目の前の女が護衛の少女による不意打ちで倒せるとは思えない今、彼女の助力はないものと考えたほうがよさそうだ。


「ふむ・・・なるほど、陛下はこのことを・・・」


何かを悩んでいるかのようにあごに手を当てているにも関わらず、まったく隙のできない女に内心で舌打ちをしつつ、続きを促すように女をにらみつける。


「話が名は・・・リン 王都守護騎士団護衛騎士のリンだ」


名乗りあげたその名に、少女らが息をのむ気配が上がったが今はそれにかまっている暇はないようだ。彼の直感によれば今は油断するべき時ではなかったからだ。


「第2王位継承権保有者、エリス・アメリエス・ポーラリア殿下の命によりこの二人を排除しにきている。・・・邪魔しないでもらえるか?」


「・・・いやだ、と言ったら?」


冷静だ、と自身は思っている。いや思っていた。だが、どうやら王族の名前が出たということがかなり大きなショックをエストに与えていたようだ。

視界がわずかに赤みを帯びていることから、自身の頭に再び血が昇り始めているのを理解しつつエストはまだ冷静な頭で状況を整理する。


「どうもなにも、陛下の命は絶対だ。私はお前を殺すだろう」


「・・・・・これだから、貴族ってやつはよ・・・!」


命令があれば人だって殺す。それまで・・・・尊敬していた者・・・・・・・さえ・・ないがしろにする・・・・・・・・


再びエストの脳裏で何かがはじける。

右手に握る剣を振り上げつつ、右を陣取る男めがけて振りあげる。

それは当然のように受け止められる。かなりの腕力があるのか、このまま力で押し勝つのは不可能ではないが時間がかかりそうだった。

それに合わせて、左側を陣取っていた男が剣を振り下ろしてくる。背中を見せたのだから当然のこと、エストもそれはわかっていた。


「なっ!?」


だからエストは対策を講じていた。半ば漏れ出した怒りの感情に引き寄せられた火の精霊の力を大量に自身の左側にあつめ、その空間を瞬時に高温にさせた。

膨張した空気はその空間の密度を低下させる。密度の差が引き起こすのは光の屈折、そう蜃気楼現象だ。

蜃気楼によってゆがめられていた像をエスト本体だと誤認していた男の剣は見事に空を切る。一瞬で方がつくと思っていたようだ。エストと切り結んでいた男の気がわずかに緩んだ隙をついて、エストは全力で蹴りを腹へと見舞う。

3メートルほど吹き飛ぶような衝撃を受けた人間がすぐに立ち上がれるはずはない、と判断したエストは

もう一人の男へと視線を移す。全力の一撃を外してしまったからだろうか、地面に埋まってしまっている剣を左足で踏みつけ、その肩めがけて全力で剣を振り落とした。


「はぁ・・・はぁっ!・・・どうしたよ、貴族?」


あらくなった息を整えつつ、エストは最後に残った女―――リンへと視線をやる。

部下がやられたというのにまったく同様の気配が見られないリンに、薄気味悪さを覚えつつもそれは表に出さず、あえて剣を突き付けるように構える。


「やや予想外とはいえる。だがやることは変わらん」


ゆったりと剣を構えるさまは、熟練の剣士のもの。つう、と頬を伝う汗の妙な冷たさに生唾をのまされる。

相手は何もしていない・・・それどころか構えてさえいないというのに、まるで喉元に抜き身の刃を突き付けられているかのような鋭い気配がひしひしとリンから届く。


「騎士は強い者・・・いかなる主の命とて叶えられるだけの強さを持つ者こそが真の騎士・・・そして、私は真の騎士となるために生きてきた」


その言葉が、再びエストの視界を赤く染める。

再び湧き始めた怒りが、先ほどまでエストをしばりつけていた恐怖という楔から少しずつ解き放っていく。


「てめえの言う騎士・・・気に食わねえぜ」


怒りがおびえを凌駕した瞬間、エストの足は地面を強く蹴っていた。

それに応えるかのように、リンが握る剣に力がこもったまさにその瞬間のこと。


「「なっ!?」」


エストとリン、2人の驚愕の声が重なり合って洞窟に響き渡る。

あれほど冷徹さを貫き通していたリンでさえ、驚愕に目を見開くほどの出来事。

まさに2人が剣と剣をぶつけあおうとしたその時、横合いから何者かの影が飛び込んできたのだ。


「ぐっ!?」


何者、と呼ぶにはあまりに大きすぎる影の衝突の勢いを殺すことができなかったエストは、岩壁にしたたかに打ちつけられる。

肺から空気を絞り出されてしまい、酸素不足にチカチカと瞬く視界に目をしかめるが今はそんなことにかまっている場合ではない。


「やべえ・・・」


突撃してきたであろう何者かの怒り狂ったかのような咆哮が洞窟中に反響する中、ギルドの先輩から受けた指導に従い、とりあえず自分の体の状態を素早く確かめる。


「(骨はどこも問題ねえが、足がしばらく動かねえな・・・それと、右手をやられたのはまずい・・・)」


聞き手である右手をやられるということは、剣を握れないということ。骨がやられていないというのも、この場合ではそこまでよいこととは言えない。なにせ目の前に危機が迫っているのだ、今を生き残ることこそが重要なのだ。


「ここまで・・・か?」


見れば同じく壁に打ち付けられたらしきリンが、部下に担がれて洞窟の出口のほうへと運ばれている。さきほど蹴り飛ばした男に、どうやらまだ動くだけの余力があったようだ。


「(ちっ・・・あの野郎、後ろに跳んで衝撃を殺してやがったか・・・)」


忌々しげに悪態をつくも、状況は全く変わらない。自分には連れ出してくれる仲間はおらず、自分で逃げ出せるだけの余力もない。

八方塞がり。脳裏を一瞬、リオの泣き顔がよぎるがそれ以上にあきらめという名の闇が思考を塗りつぶす。


手足から力が抜け。


自然と瞼が落ちる。











「足止めを!」


「・・・・・は?」


足止め、すなわち先ほど自分を吹き飛ばした何者かを止めておけ、ということだろうか?


「(それなら希望もある・・・・・・・・・・・って、俺は何を・・・)」


あきらめで回転が遅い頭が導き出した、そんな都合のよすぎる解に、人知れず笑いをこぼす。


「(そんなわけはねえか・・・あの女どもがにげるため、に決まってるわな・・・)」


エストの見立てによれば、守られていたほうの少女は貴族―――それも世間をかなり位が高く、世間を知らない類だ。

見たことなど有るはずもない魔物の登場に慌て、護衛の少女にそのような命令を出したのだろう。


「(んな指示出さなくても、アイツはハナから俺を狙ってるっての・・・)」


明らかに何かが走り寄ってくる気配を感じ、ついにその時が来たと覚悟を決める。

耳を澄ませば、重たく響く足音が・・・・


「大丈夫ですか!?」


「・・・・あ?」


頭上からかかった声は、どう考えても少女のもの。

加えて言えば、先ほどからエストの耳に届いていた足音はとても軽快なものだったのだが、どうもそれに気づいてはいなかったようだ。


「あの!とりあえず治療しますから!」


「ち、治療ってお前・・・・・・ッ!?」


目を開き、一番最初に映ったのは自身を包む暖かい光。

そして光の向こう側で、こちらに手をかざしつつ目を閉ざす先ほどの貴族らしき少女。

少し遠くに目をやれば、先ほどの護衛らしき少女が巨大なイノシシらしき生物の角と切り結んでいるのが見える。

体格差があるためなのかそれとも少女が戦いなれていないからなのか、かろうじて足止めができているといったような状態だ。


「これは・・・治癒術?」


交霊術には大きく分けて6つの属性がある。

これは交霊術を扱うのに必要な精霊の属性の分類と同じ数であり、そのまま創霊術によって精霊を引き出すことができる『世界の構成要素』の数となる。

たとえばヒトの体は、熱を生み出す『火』と呼吸を引き起こす『風』、体を構成する要素は『地』の恵みたる食物と『水』――――すなわち、4つの属性から構成されているのだ。

そんな6属性のいずれにも所属しない交霊術が治癒術である。人の体を構成する地水火風のすべてを極めても、それどころか光と闇を加えた6属性すべてを扱うことのできる交霊術師でさえ扱えない奇跡の御業といわれる治癒術は、扱えるものがひどく限られているのだ。


周囲を舞っていた光が、徐々に全身の傷口に収束し始める。

浸透する光は温かくも冷たくもあって、その不思議な感覚に身をゆだねているうちに痛みは和らいでいっているようだ。


「・・・・よし、とりあえずは動けるみてえだな」


「あくまで治癒術は応急処置にすぎません。ただ、今は・・・」


少女が心配げな視線を向けた先には、身の丈に合わないほどの長さの刀を振るう護衛の少女。

先ほどよりもやや状況は悪くなっているようで、遠目に見ても苦しげに肩で息をついているのがわかる。


「・・・わかった、お前はここから動くな」


立ち上がり、改めて自分の体の状態を確かめる。

まだ体のあちこちが痛みに悲鳴を上げており、全力で動けそうなほどではないが全く動かなかった先ほどに比べればだいぶマシだと言えるだろう。

剣を握る右手に力をみなぎらせ、護衛の少女に加勢するべく駆け出す。



一方護衛の少女はかなり苦しいところまで追い込まれていた。

もともとこの護衛の少女は、同世代の女性の中でもかなり小柄な部類に入る。そもそも男性相手でさえ力負けしてしまう少女に、イノシシのような魔物と切り結ぶことなどできるわけもなかった。

必然的にいなし、かわすことに重きを置いた戦い方を強いられており、徐々に壁際へと追いつめられていた。


「くっ・・・!?」


高い集中力を求められる場面が続いたせいか、ついに少女の集中力にも限界が訪れた。

寸前で避けることで綺麗にいなしていたはずの攻撃が、反応の遅れによって既にかわすことすらままならない距離まで迫っていた。


「おおぉぉぉぉ!」


衝撃を覚悟したその瞬間、脇を駆け抜けたエストの剣がイノシシの鋭くとがった牙を受け止め、受け流す。

2人まとめて固い体毛の生えた体に弾き飛ばされこそしたものの、ダメージらしいダメージもなく攻撃をいなすことに成功していた。


「くっ・・・すまない、助かった」


「気にすんな・・・お前、魔物との戦闘経験は?」


姿勢を立て直したエストが真っ先に聞いたのは戦闘経験の有無。

訓練と実戦が異なるように、人間と魔物相手の戦闘もまた大きく異なる。急所の位置や独特の習性、これらの知識の有無は非常に大きな差となる。


「あるにはある、があそこまで大型の魔物は初めてだ」


「予想通りだ。急所は頭から顔面、斬れなくても構わねえからぶんなぐれ」


幾分横柄すぎるエストの語り口に憎まれ口を叩こうと口を開いた少女は、しかし目の前に迫る魔物によってそれを阻まれる。

彼女1人では受け止めきれない脅威であった牙も、1対あるもう一本に打ち付けられたエストの剣によって十分に受け止められる威力にまで落ちている。エストの助力が必要だと判断した少女は即座に思考を切り替え、彼の言葉に従う。


「とどめは任せろ、やれ!」


「言われるまでも!」


先に動いたのはエスト、牙と切り結ぶ剣を力任せに振り払うと共に鼻っ面を切りつける。剛毛で覆われた皮膚は難なく鉄の刃をはじいたが、それでも痛みは通るようだ。

魔物の怒りの咆哮が洞窟内にこだまする。


「こっちだイノシシ野郎!悔しきゃかかってこい!」


怒り狂った魔物は、先ほどまで以上のスピードでエストを貫かんと迫ってくる。

だが、怒りにまかせて振るわれる牙は勢いこそあれど的確さに欠ける。ゆえにエストの剣は簡単にいなし、弾き飛ばす。

そうして護衛の少女から距離をとる一方で、少女もまたタイミングを見計らっていた。


エストの指示を反芻しつつ、少女は先ほどのエストの剣を思い出す。

自分よりも体格が大きい少年が、やや苦し紛れとはいえ全力でふるった剣でもその皮膚には傷一つつかなかった。すなわち、少女が普通にふるう剣ではどれだけあがいたところで致命傷を与えることはかなわない。


「(なら、手は一つ・・・!)」


自身がとるべき次の一手を頭に思い浮かべつつ、その時が来るのをひたすらに待つ。

十分に距離をとる少女の姿を眺めつつ、エストもまたその時を狙い続けていた。傷つき、あちこちが悲鳴を上げる今のエストの体では決定打を放つことができないことを十分に理解している。だからこそ、自身よりも体格の小さな少女に任せることを選んだのだ。


「ここ・・・だ!」


下から振り上げるような大ぶりの一撃に、合わせるように剣を振り下ろすエスト。鋭い金属音が鳴り響き、エストの体が大きく宙を舞う。

結果、勢い余った魔物はエストの下をくぐりぬけるように駆け抜ける形になる。


「ッ・・・らぁぁぁ!」


地に足が着いた途端、猛然と駆け出すエスト。その方向には今か今かとその時を待ちうける少女の姿。

最後の衝撃が響いたのか、うずき出す全身の傷に顔をしかめながらもエストは全力で洞窟内を駆け抜ける。

少女の前にたどりついたところで、エストはくるりとその場で反転する。


「だぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


相手の勢いは最高潮、すでに回避するには距離が足りないだろう。そこにちょうど目の高さを狙った横一閃を放つ。

目をつぶす、不利な戦況をひっくり返すうえではもっとも有効な策だと言えるだろう。だがそんな起死回生の一撃は、魔物の恐るべき身体能力で持って避けられる。前に駆ける勢いはそのままに、強く大地を踏みきって上空へと跳ね上がったのだ。


「行け、護衛!」


「おう!」


だが、2人はそれを先読みし、狙っていたのだ。

跳び上がった魔物の、さらにその上を行く高さまで跳び上がる影が一つ。護衛の少女はエストの横薙ぎの意味を悟り、大きく飛び上がっていたのだ。

空中であれば、いかに体の大きな魔物といえど踏ん張りがきかない分、その力の差は地上よりは小さくなる。加えて、少女が振るう武器の長さはその身長には釣り合わぬほどの長さである。


「はあっ!」


振り下ろされた刃は魔物の厚い皮膚こそ切り裂ききれなかったが、その体勢を大きく崩させた。

巨大すぎる体は、突如加えられた外力にあっけなくその姿勢を崩し、前へと向かっていたはずの体はあっという間に地面めがけて落下を始める。

洞窟中に響き渡る、まるで岩を掘削するような音。遅れて巻き起こる振動と土煙が洞窟に満ちる。


「・・・・・・・やった、か」


「当然だ」


短いやり取りを2人が終えたころ、あたりに立ち込めていた土煙は薄れ地面に立派な牙をつきたてたままあがく巨大な魔物の姿がはっきりと映し出された。


「私たちの勝ちだ」

ここで治癒術の補足をさせていただきたいと思います。


6属性の交霊術はすべて、何かしらの現象から生み出された精霊によって引き起こされています。そんな中、治癒術だけはそれらの交霊術とは異なる点があります。

それは、どの属性の精霊によって現象が引き起こされているかわからないという点です。

扱える人間にとってみれば、交霊術と同じ感覚で扱えているために暫定的に交霊術に分類されているだけであって、厳密には交霊術と同じであるかどうかは今でも研究中です。




さて、今回登場した2人の少女たち、および女性騎士リン。エストのトラウマ直撃な怪しい集団、彼らは話の流れからもわかる通り騎士です。装備している鎧はとても上等なものなので、エストの剣を問題なく受け止めています。


今回、ついに最後まで名前の出てこなかった少女二人は次の話で素性が明らかになります。

次のお話を読んでくださる方がいれば、お楽しみにといったところです。



つたない文章ですが、お読みいただいた方はありがとうございます。そしてこれからもお付き合いいただける方はどうぞよろしくお願いします。

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