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プロローグ
世界を救うために魔王城へ奇襲を仕掛けた勇者アレスと女神アテナは、魔王を討伐まであと一歩というところまで追い込んだ。
「くっ、奇襲とは卑怯だぞ!勇者よ…」
「今まで散々奇襲してきたくせに、自分された途端それは情けないぞ、魔の王が効いて呆れるよ。」
「クソッ、かくなるうえはこの命と引き換えに貴様だけは倒す!くらえ!この魔王の全てを!」
「な、なんてことだ…体が動かない!?死の間際だと言うのに凄まじい魔力だ…だが魔王よ、女神様がいるのを忘れてるんじゃないか?」
「その通りです、魔王よ…私には死後に異世界へ転生出来る魔法が使えるのです」
「そう、女神様ならその程度防げ…えっ!?し、死後?女神様すみません、聞き間違えたかもしれないのでもう一度言ってもらってもいいですか?」
「クソッ、かくなるうえはこの命と引き換
「いやお前に言ってねぇよ!魔王!!!
嘘でしょ?防げないんですか?女神様!?」
「防げませんよ。」
そう女神が微笑みながら言った途端、魔王の最後の一撃が発動し魔王城及び周辺は消滅したのであった。