11月12日 会場三
これで、俺が知っているBIG3は、二人目か。あと一人はどんな奴なのだろうか?そんなことを考えていた。家に帰るといつもBIG3が頭の中に入ってくるのは不思議なことだ。
ー11月10日ー
山城「こっちから、古屋、中野、三田、高田です」
4人は、俺の方を見てきた。
古屋「はじめまして!社長の古屋です」
軽く会釈をした。
中野「中野です」
笑顔を見せた。
三田「三田です」
こちらは、真剣な表情だった。
高田「アルバイトの高田です」
近くで見ると、より可愛いかった。
俺 「風華の手伝いできました。新田です。よろしくお願いします」
古屋「新田くん、よろしく」
俺 「はい」
社長の古屋からは、オーラが出ていった。生半可に社長をしていないことがわかった。
古屋「新田くんは、どこから来たの?」
俺 「俺は、風華と同じ高校に通ってます」
一番奥にいた高田が驚いていた。
古屋「ってことは、群馬?」
俺 「はい」
古屋は、何かを考えているみたいだった。
古屋「じゃあ、高田さんとも近いんじゃないの?」
みんなの視線が高田にうつる。
俺 「そうなんですか?」
高田「どこの高校ですか?」
俺 「俺と風華は、海美高校です」
少し前のめりになった。
高田「えっ、めちゃくちゃ近いですね」
俺 「どこですか?」
近くで見ると、いい匂いがする。
高田「聖徳だよ」
俺 「まじかぁ。まさか、、、、」
驚いた。
高田「どうしたの?」
俺 「BIG3じゃないの?」
少し間を空けて返事をした。
高田「そう言われてるみたいね」
後ろの方からヤジがとんできた。
古屋「なんだよ、BIG3って?」
中野「面白そうじゃん、それ」
三田「たしかにな。ハハハハ」
三人は、他人事と思っているのかとても楽しそうだった。
俺 「そこにいる高田さんの学校にBIG3っていうのがあるんですよ」
BIG3。
古屋「何がBIG3なの?」
俺も初めて聞いた時は、同じようなことを思ったのを覚えていた。
俺 「顔、頭、スポーツ。この3つが飛び抜けてる人のことを指すんですよ」
顎を触った。
古屋「たしかに、可愛いもんね。山城より」
山城「はぁ?なめてるやろ」
古屋「冗談、冗談。ハハハハ」
二人の仲の良さが伺えた。