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日常で世界を変える(新田編)  作者: mei


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1月22日 ワクワク

 4月の自分は、どんな感じなのだろうか?不安というよりはどうなるかというワクワクの方が大きいような感覚だ。今日は、めずらしく30分だけ机に座り、大学の過去問を見ていた。他の大学の過去問を見た感じだと、正答率が50%程度の問題が並んでいるようなイメージだ。とても簡単というわけではないけど、自分なら受かるという謎の自信があった。


 お母さん「じゃあ、この風蘭大学に行くの?」

 俺   「うん。ここに出すよ」


 俺が先日受験を決めたのは、風蘭大学という昨年作られた大学だった。お母さんも、先生同様驚きは隠せなかったが、批判をしてくることはなかった。やはり、もう自分は大人として扱われているようだった。


 お母さん「わかったわ」

 俺   「学費は、バイトと奨学金でなんとかなると思うから、そんなに心配しないで」

 お母さん「大丈夫よ。私も少しだけ貯金もあるんだから」


 もし、俺が東京に行けば、お母さんは一人になる。これでいいのかはわからないけど。一人にしたくない気持ちもあった。


 俺   「お母さんさ、もしよかったら一緒に東京行かない?」

 お母さん「え?」


 この反応的にそんなことを言うなんてっていう感じかな?


 俺   「一緒に住めば家賃もかからないし」

 お母さん「何言ってんのよ。せっかくの大学生活なんだし一人の方がいいでしょ?」

 俺   「別にいいよ、そんな遊ぶことは期待してないし」

 お母さん「よく考えた方がいいわよ」


 よく考えた方がいいかぁ。まぁ、そうだろうな。普通の高校生はそんなこと考えないもんな。


 俺   「俺の考えは変わらないからさ」

 お母さん「もぅ」


 この前の先生との面談もそうだが、一度言ったことに対してはなかなか変わらないというのはお母さんも理解している。あとは、お母さんがどう判断するかだけだ。


 俺   「もし、お母さんが一緒に来てもいいよってんなら考えてみて」

 お母さん「まぁ、頭の片隅に置いとくわ」

 俺   「うん。じゃあ、俺そろそろ寝るわ」

 お母さん「わかったわ、おやすみ」

 俺   「おやすみ」


 自分の部屋へと、ゆっくり歩き始めた。俺の中では、お母さんは80%の確率で一緒に行くと思っている。それがなぜかと言われたらわからないけど。なんか、そんな気がする。自分の部屋に入り、鏡越しに映る自分を見て確信したのだった。

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