1月21日 心配すんな
先生は、いつにもなく真剣だ。まぁ、そりゃあそうだろうな。俺がこのクラスの中で1番最後に面談をすることもあって心配を拭えないんだろう。まぁ、気持ちはわかる。俺が先生でも同じ気持ちにはなる。
先生「本当にこの大学でいいのか?」
俺 「はい、大丈夫です」
先生が心配するのもわかる。俺もこの大学に決めた理由が入学できそうだからだった。自己採点が終わり、東京の大学で自分がいけるところはここだと思った。
先生「わかった」
俺 「ありがとうございます」
先生「正直、ここの大学に行った先輩がこれまでいなくてな」
俺 「そうなんですね」
まぁ、こんなできたばっかりの大学に行くような奴はいないだろうな。俺は、あえてこのできたばっかりの大学に行くことに決めた。他にも入れる学校自体はたくさんあったけど、自分に合うのは有名の名のある大学ではないと感じたからだ。
先生「とりあえず、勉強はしろよ」
俺 「気が向いたらします」
先生「いや、ちゃんとしてくれよ」
俺 「まぁ、大学側も人が欲しいと思うので、受かると思いますよ」
先生は、呆れているみたいだ。
先生「お前なぁ、、」
先生の話にかぶし気味に話はじめた。
俺 「大丈夫です。もし、行ってダメでも先生のせいにはしませんから」
先生「いやいや、こっちが心配になるだろう」
俺 「任せてください。こう見えても、これまでの人生で判断間違えたなんて思うことはないですから」
先生「そんな長生きしてないだろ」
俺 「そうですかね?」
おどけた姿を見ていると、先生は呆れを通り越していた。
先生「でも、落ちたらシャレにならないぞ?」
俺 「落ちないですよ」
先生「なんで言い切れるんだ?」
俺 「先生、俺のことなめてません?」
先生「なめてるも何も勉強してない奴は、点数とれないだろ?」
俺 「大丈夫です。俺、必ず受かります。だって、俺どうしても大学受かって、やりたいことがあるんですよ」
どうしてもお父さんに会いたい。会ったら、それで満足しちゃうかもしれないけど。そのためには、勉強も少なからずやると思う。本当に少なからずだと思うけど。
先生「そんなの信じかれるか?」
俺 「信じてこそ、先生ですよ」
先生「お前、よくそんなテキトウなこと言えるな」
俺 「これで受かったら、先生のおかげにしときますから」
満面の笑みで先生を見つめたのだった。




