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1月1日 バーベキュー

 昨日寝たのは夜の2時を過ぎていただけに、眠たいけど気持ち新たにと俺は、昼から動いていた。何がしたいかわからず結局勉強もしてない。それでも、何か変わらるのを待っていた。表から声が聞こえてくる。また、アイツらか。この元旦の日から凄いな。今日は、昨日家の中を掃除していた際に水洗いをしていた机を見にきていた。正直、この家を出て行ったらこの机も使わないから、わざわざ洗わなくてもいいのになと思ってしまう。

 穏やかな午後に陽射しに照らされる。風は、ほとんど吹いておらず冬にしては暖かい。俺は、机を触りながら窓辺に座り、斜め向かいにある篠木の弟たちの方を見ていた。篠木の弟たちは、キャッチボールをし始めた様だ。俺が机を入れようとしたその時、向こうから篠木が向かってくるのがわかった。嗣ニ!!今いい?


 俺 「どうした?」


 机を置いて、篠木の方に向かう。


 篠木「よかったら、明日バーベキューしない?」

 俺 「明日?」


 ゆっくりと頷いた。相変わらず可愛い。学校行ってない時から、こんなに可愛いんだ。てっきりこういう時は、もっと整えてないのかと思っていた。


 篠木「私たち弟と3人でするんだけど、よかったら一緒にどう?」

 俺 「何時から?」


 親は、夜に帰ってくるはずだった。


 篠木「12時くらい」

 俺 「わかった、行くよ」

 篠木「ホント、よかった」


 笑顔を浮かべながら、髪の毛を触っていた。


 俺 「なんか持っていこうか?」

 篠木「ううん、いいよ別に」

 俺 「俺も行くんだから」

 

 強引に言ったこともあり、篠木は、断れなくなっていた。


 俺 「じゃあ、飲み物持って行くよ」

 篠木「ごめんね、私が誘ったのに」

 俺 「いやいや、大丈夫だから」


 申し訳なさそうにする篠木。昔から、強くて優しい奴。それは、今も変わらないみたいだ。


 篠木「もし、お金なかったら言ってよ」

 俺 「そこ心配してんのかよ」

 篠木「お金持ってたら、持ってこいって逆に言うわよ」


 大きな口を開いて笑ってしまった。お互いシングル家庭だしお金がないことくらいわかっていた。


 俺 「じゃあ、明日12時にそっちに行くわ」

 篠木「わかったわ」


 話が終わると、篠木はゆっくり家へと戻っていく。あの姿は昔と変わらない気がした。俺もこんなことしてる場合じゃない。早く机を家の中に入れないと。俺は机を持ち上げた。

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