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12月29日 逆転(バスケットボール)

 冬休みというのに、遊びらしい遊びを全くしていない。今までだったら、毎日のように出かけていたのに、みんな受験勉強でそんなことすらできなかった。このままいたら、毎日退屈すぎる。そんなことが頭をよぎっていたので、とりあえずベットから起き上がることにした。


ー12月20日ー


 前半残り2分。最後の力を振り絞ろうと両チームのみんなが頑張っていた。バスケットボールの熱気溢れるコートの中心には、BIG3が立ち塞がっていた。エース高田に中心としたボール集め。篠木、矢田ともに困ったら、高田に渡す。当たり前と言えば当たり前なんだろうけど、俺たちは、それに対応し切れていないことがわかった。高田は、自信に満ちあふれている。ピンチになっても自分でいくんだという気持ちが前面に出ていた。

 高田は、矢田にパスを選択し、巨大なリングを目掛けてシュートを放ったのだ。これで、さっきから3本目か。やるな。高田ばかり意識していたら負けるな。今度は、野間がボールをカットし、高田チームのボールに。野間からパスをもらった矢田は、コートを駆け抜けるる。長尾をあっさりと抜き去り、そのままシュートを放っていく。春風や一ノ瀬からは、苛立ちが見え始めていた。

 エースは、野間と高田のはずなのに、そこに頼らないチーム作りができているるような気がした。矢田の鋭いドライブと正確なシュートで俺たちの女子は完全にかき乱されていた。残り1分。もうすぐだから、頑張れ。得点を許した俺たちのチームは、春風と一ノ瀬中心にボールを前へと進めたいく。しかし、パスの選択が一つしかないということもあり、野間、沢田、橘の誰かが二人つくとすぐにボールを取られてしまう。またしてもだ。溢れたボールを橘がとる。そして、すぐさま高田へ渡す。落ち着いてドリブルをする高田は、誰にでもとられないだろうと余裕すら見える。

 高田は、前へ進むように声を出す。それに合わせたように矢田が巻のトラップを巧みにかわし、パスを供給していた。それに呼応するようにパスが通る。興奮はピークに達していく。残り時間はわずか30病院ほど。ボールは矢田の手中にある。彼女は、冷静にコートを駆け抜ける。ディフェンスにいた長尾、山城の包囲を破り、ペイントエリアに突入するるる。そして、高く弧を描きながらボールを放ったのだ。ボールが空中を舞い、ゆっくりとボールがリングを貫いたのだった。ついに俺たちは逆転を許したのだった。

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