11月21日 会場十一
俺は、いつものようにゆっくりと朝食をとりながらら、テレビを見ていた。もう、7時50かぁ。そろそろ出ないとな。
ー11月9日ー
俺 「誰か海美で友だちいないの?」
高田「海美は、いないかな。みんな淮南に行ってたりするかな」
俺たちの近隣の高校は、決まっていた。一つ目が、BIG3がいる聖徳高校。二つ目が唯一の普通科以外の学科しない守田工業高校。三つ目が大学進学率ナンバーワンの淮南高校。そして、四つ目が八代総合高校。この高校は、もう潰れそうだった。
俺 「淮南に行くんだ」
高田「うん。淮南人気だからね」
たしかに、淮南高校に多そうだな。
俺 「そうなんだ。淮南だったら、堂林とか山下とか」
高田「あー、二人とも知ってる。有名人だよね」
彼らは、俺でも知っている。
俺 「聖徳だったら、橘とかね」
高田「あー、橘くんね」
橘は、他校にもいろんな友だちがいた。たしか、この前は学校にも来ていた気がする。
俺 「知ってる?」
高田「うん。中学の時から人気だからね」
俺 「だよね」
やっぱり、そうだ。
高田「あー、もうこのままサボりたいな」
俺 「高田さんでもそう思うの?」
高田「私は、仕事には興味ないからね」
驚きだった。じゃあ、彼女はなんで働いているのだろうか?
俺 「どういうこと?」
高田「私は、仕事内容じゃなくて誘われたからきてるの」
俺 「そうなんだ」
意外だ。まさかのやる気がない宣言。まさかという感じだった。こうした真波の姿勢を知っているのだろうか?
高田「うん。私は、もっともっと刺激が欲しいの」
俺 「アグレッシブだね」
高田「どうだろうね?でも、他のBIG3の子もすごいよ」
彼女にとって、刺激というのが人生に必要なんだろうな。
俺 「そうなんだ」
高田「七海や颯希は凄すぎるんだよ」
俺 「凄すぎる?」
高田「うん。本当に見てほしいよ、その二人を」
相当、二人を高くかっているんだろうな。
俺 「篠木のことは知ってるよ」
高田「まぁ、そうだけど」
もう時間だ。これ以上、ここにいるのはよくないと思った。
俺 「じゃあ、俺はそろそろ戻るね」
高田「うん。私は、トイレ行ってから戻るね」
俺 「おっけー」
そう言って、高田は俺を通り過ぎていった。




