11月20日 会場十
俺は、いろんな意味でこれからのことをもっと深く考える必要があることに気がついた。けど、どうやって考えればいいかはわからなかった。
ー11月10日ー
俺 「最近、話しているの?」
高田「今は、みんな勉強モードだから話してないよ」
俺は、古屋に連絡をし終えて、高田と話をしていた。
俺 「そうなんだ」
高田「忙しいでしょ?」
海美高校と聖徳高校で違いわあれど、仲良く話をしていた。
俺 「俺は、勉強してないから忙しくないよ」
高田「勉強してないの?」
コイツ、全然会場に戻ろうとしてない。
俺 「うん。やってもあんま変わんないしね」
高田「そうなの?ハハハハ」
笑顔が可愛い。こりゃあ、モテるな。
俺 「俺、できちゃうしね」
高田「すごいね、それは」
自慢していた。
俺 「まぁ、なんでもそつなくこなせるのが俺の強みだから」
高田「めちゃくちゃいい特技じゃないの」
俺 「そうかな?」
自分のことをよくわかっていない俺は何とも言えなかった。
高田「そうだよ。みんな努力してるんだよ」
俺 「高田さんこそ、努力せず何でもできちゃうんでしょ?」
そうだ。コイツは、BIG3だ。俺より、全然何でもできるんだ。
高田「そんなことないから」
俺 「ホントか?」
コイツの本音が知りたかった。
高田「まぁ、人よりはできちゃうかもだけど」
俺 「ハハハハ。自慢してるじゃん」
いつの間にか、俺たちは打ち解けていた。
俺 「そろそろ行かないと言われるんじゃないの?」
高田「別にいいんじゃない?」
まさかな、、、、、、、。俺の一枚も二枚も上を行く。さすがだ。
俺 「意外と悪キャラか?」
高田「さぁ、どうでしょうね?」
お互い顔を見合わせながら笑顔を思い浮かべた。
俺 「なんか、もっと純粋なのかと思ったよ」
高田「そんなのは違うよ」
素直に述べた。
俺 「へぇー。でも、周りはそう思ってるんじゃないの?」
高田「どうなんだろうね?」
はぐらかした。
俺 「でも、篠木はそんなイメージはないけど」
高田「そうなの?」
コイツと篠木は、どこまでの仲なのだろうか?
俺 「うん。自分をしっかりもってるし、努力家だし。俺なんか全然だよ」
高田「そうかな?私には、同じレベルに見えるけどね」
どこからが本音でどこからが嘘なのか、わからなかった。




