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「金に余裕も出たし遺跡でも行くか?」モヒカンが言った。
「ギャンブル要素が強いでやすからね、幸福の向こう側へ行くには丁度良いでやんすね」メガネ出っ歯が言った。
「遺跡ってどんな所なのですか?」僕が聞いた。
「それはあれだよな」モヒカンが言った。
「それはあれでやんすね」メガネ出っ歯が言った。
二人の説明では今回行く遺跡は復元性のある物で外観も日本より文明が進んだ物らしい
定期的にロボットが発掘品や壁などを復元する為、何度も行けるが時期によっては何もないとの事だった。また警備ロボットが余り殺傷武器を持っていないので比較的に安全性が担保されていて初遺跡には丁度良いらしい。
僕らは宿に泊まって次の日、車で遺跡に向かった。
遺跡の近くには駐車場が有り、そこに停めないと必ず車が盗まれるらしい、料金は一日3万5千ルチャで最大180日駐車で車の権利が消失するという中々厳しい契約だった。
遺跡に着くと外観に目を奪われた。そこには複数のビルが建ち並び、ドローンが物資を運んでいる情景が見えた。
僕が景色に目を奪われているとモヒカンが言った
「あれスズハラ君じゃね?」
「どこでやすか?」メガネ出っ歯が言った
「右のとこ」モヒカンが言った。
「スズハラ君でやすね」メガネ出っ歯が言った。
「だよな、とりあえず殺すからお前ちょっと離れてて」モヒカンはそう言うと僕を遠ざけた。
「周りの奴はどうしやすか?」メガネ出っ歯が言った。
「殺っちゃっていいだろう、よくわかんないし」モヒカンが言った。
モヒカンのモヒカンから細くて見えるか見えないくらいの髪の毛が周辺に伸びて行った。
「周辺状況クリア、誰もいない行くぞ」モヒカンがそう言うと走り出した。
「分かりやした。」メガネ出っ歯がそう言うと何もない空中を五段飛びして人数分手裏剣を投げた。
手裏剣は全員に直撃して爆発した一人だけ頭部ではなく、足に当たった。
モヒカンが足に当たった奴に馬乗りになり、「スズハラ君みーつけた」と言った。
スズハラと言われた奴は震えながら「久し振り」と言った。
モヒカンはとりあえず顔面を殴り、スズハラが喋ろうとするたびに顔面を殴った。
「金子はどこでやんすか?」メガネ出っ歯が言った。
モヒカンがスズハラが喋ろうとするたびに顔面を殴った。
「金子はどこでやんすか?」メガネ出っ歯が言った。
モヒカンがスズハラが喋ろうとするたびに顔面を殴った。
「あんまり顔面殴られると変形して戻らなく成るらしいぞ」モヒカンが言った。
僕は良い方に変形したが言わ無いようにした。
「もう殴らないで下さい」スズハラが言った。
「金はどこだ」モヒカンが言った。
スズハラは震えている。
僕は言いつけを破って近くで観戦していたが頭のないスズハラの仲間が僕の後ろから抱き付いた。
「そいつはアンドロイドだ後ろから絞め殺されたくなかったら俺を離せ」スズハラが言った。
僕はマスクを着けるのを忘れていたのでフルパワーで抱き付いている両腕にデコピンを放った。
するとアンドロイドの両腕が肩まで吹き飛んだ。
それから三人の話を聞いて分かったがスズハラもバトルロイヤルに参加して生き残ったがみんなのお金を持ち逃げして追われていたという
そして今見つかってボコボコにされている。ちなみにお金は使い切ったと言う
その証拠にセックス&戦闘用のアンドロイドはかなり高額な為、おそらくこれに注ぎ込んだと思われる。
スズハラがその後にどうなったかはみんな知っている。遺跡ではよくある事がスズハラにも起こった。
そしてその後にスズハラを見た物は誰もいなかった。