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三人で飲食店に入り、飯に貪り付いた。
そこはメキシコ料理店でポソレやタコスはわかったが他は何の料理か分からないが旨かったのでとにかく食べまくった。
ある程度食べてからモヒカンが言った。
「俺、何もしてねーからここ払うよ」
僕とメガネ出っ歯はお礼を言ってメガネ出っ歯は追加で注文をした。
「そう言えば翻訳機を買ってきやしたんで使うでやんす」メガネ出っ歯はそう言うと僕に差し出した。
僕はお礼を言って受け取り、電子マネーで支払おうとすると止められた。
「あっしだけ何も渡さないのは気分が悪いでやんす、気持ちだと思って受け取ってくだせえ」メガネ出っ歯が言った。
僕はお礼を言って翻訳機を箱から出して耳に付けた。
すると今まで雑音のように聞こえていた周囲の声が鮮明に聞こえる様になった。
「プレゼントで思い出したのですが制御マスクは全部あんな感じでまともじゃいられなく成るんですか?」僕は聞いた。
「それはあれだよな」モヒカンが言った。
「それはあれでやんすね」メガネ出っ歯が言った。
僕のマスクは元々、負傷や恐怖で動けなくなった者を無理矢理に動かして戦わせる為の物らしい
それをモヒカンが店で見つけて一目惚れして愛用していたという
制御マスク自体は色んな種類が販売されているので明日は全員休みにして買い物をする事になった。
僕はマスクと服を買おうと思っている。マスクは普段使いの物が欲しいのと服は今モヒカンの物を借りているからだ
ちなみに僕の服装は素肌に袖をギザギザに切った革ジャンとブカブカの革の短パンをメガネ出っ歯のサスペンダーで落ちない様にしている
服が買えるのがうれしくてその日は早めに就寝した。